あいの土山斎王群行
滋賀県甲賀市土山町頓宮
2015・3・22(日)
 この日は土山の瀧樹神社(たぎじんじゃ)で”ユキワリイチゲ”が満開との情報をもらって見に行きました。ユキワリイチゲを見た後、時間がまだたっぷりあるので近くの垂水頓宮跡まで散策することにしました。その途中で下の案内ポスターに出会いました。前から一度見たいと思っていた斎王群行祭りの幸運にも当日でした。




斎王群行祭りの案内ポスター


 

茶畑の中の垂水斎王頓宮跡の森

史跡 垂水斎王頓宮跡

ここ垂水の頓宮建立跡地は、平安時代の初期から鎌倉時代の中期頃まで、約380年間、31人の斎王が伊勢参行の途上に宿泊された頓宮が建立された所です。
 斎王とは、天皇が即位される度毎に、天皇のご名代として、皇祖である天照大神の御心霊の御杖代(みつえしろ)をつとめられる皇女・女王の方で、平安時代に新しく伊勢参道がつくられると、この道を斎王群行の形で通行されることとなった。
 京都から伊勢の斎宮まで、当時では五泊六日もかかり、その間、近江の国では勢多(せた)・甲賀(かふか)・垂水(たるみ)の三カ所、伊勢の国では鈴鹿(すずか)・一志(いちし)の二カ所で、それぞれ一泊されて斎宮まで行かれたのである。その宿泊された仮の宮を頓宮といい、現在明確に検証されている頓宮跡地は、五カ所のうち、ただこの垂水頓宮だけである。
 
 頓宮跡の横からの眺めです。
左の写真の中央、4本杉の右に今立ち寄ってきた瀧樹神社の石の鳥居が小さく見えています。
   
  垂水頓宮跡はこのお祭り「斎王群行の」のお着き式会場となっている。
到着するのは午後三時の予定なので、行列の逆コース(旧東海道)を歩いて迎に行く。
 

垂水頓宮は伊勢への行きルートにあるのですね。
今日への帰り道は別ルートを通ることはじめて知りました。
 

斎王さんの乗っている輿
担いでいる格好ですが、台車の上に載せて行列していました。
   
平安調の衣服をまとった時代行列は優雅でその雰囲気の中に取り込まれました。



  

采女

斎王群行の行列について、休憩の道中舞のときにスケッチさせてもらいました。



  


斎王群行の行列について歩きながらスケッチ・・・



  

休憩所では優雅な道中舞がされました。

   
 斎王群行の行列が 垂水頓宮跡につく。
   
垂水頓宮跡でお着き式が行われました。



  

お着き式の様子をスケッチしました。


   
 平安調の行列と儀式を堪能させてもらいました。 
 
関連ページ

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