真夏の本州最南端・潮岬(串本)
2007・8・17−18



一度行きたいと思っていた本州最南端潮岬・・・・

「ここは串本向かいは大島
仲をとりもつ巡航船(じゅんこうせん)
アラヨイショ ヨイショ ヨイショ ヨイショ ヨイショ ・・・・・」

・・・・なぜか耳に残っている串本節

 夏休みシーズンも終わりに近づいたせいか国民宿舎の予約が取れたので、青春18キップを握って早朝、6時前の快速電車に飛び乗る。




熊野灘と潮岬燈台
本州最南端の潮岬観光タワーから



 大阪駅・天王寺駅と連絡がよく、おまけに快速電車なのでスムーズに和歌山駅に到着する。いよいよここから普通列車で南紀に入っていく。ここからは普通列車の宿命、時間待ち、特急列車待ちなどが多くなってくる。御坊・紀伊田辺と列車を乗り換える。



駅で・・・



駅ではない場所で

 駅で後続特急まち(左の写真)は安心ですが、単線で信号待ち。どうしたのかと思えば対抗の特急列車待ち(右の写真)。これはちょっと気持ちが悪い。



漁港



プラットホームから海が見える。

 それでも窓外はきれいな海や岩がつづいて見えてきて楽しい。
 退屈になってきたので車中で話しかけてみる。時刻表を見て話し合っているいかにも青春18切符で旅をしているといった格好の若い兄弟に声をかける。驚いたことに青春18切符で東北の郡山から来たという。座席券がいる夜行普通列車を乗り継いで九州まで行った帰り道という。今日は紀勢線を一周して、名古屋から夜行普通列車に乗るらしい。ホテル代を倹約、時間を有効に旅をしている。若いだけスタミナがあるなあと感心する。もう一人話しかけたサラリーマン風のひとり旅の男性も18切符で名古屋から大阪へ、紀勢線を一周するという。熊野古道歩きに行くというグループも乗っていました。若い人からシニアーまでみんな青春18切符を利用している。





12:30 やっと串本駅に着く。ここまで6時間半もかかった。やはり日帰りはムリ、一泊するのが正解だ。
串本で降りたのはKEN一人でした。バスの便は1時間に一本昼食とって待つことにする。ここで便利なタクシーに乗ったら1日乗り放題2,300円の18切符で来た意味がなくなる(^_^;)




JR串本駅

串本駅から潮岬まで約5km、バスを待って潮岬へ・・・あまりの暑さに熱中症になりそう・・・




潮岬観光タワー

バスの終点が潮岬、本州最南端である。

この観光タワーに入館すると下のような「本州最南端訪問証明書」をくれます。

東経 135°46’
北緯  33°26’

観光タワーの眼前には広大な草原が広がり、その向こうに熊野灘が・・・今日は40℃を超えるカンカン照りの暑さ




広い草原は「望楼の芝」と名づけられている。

観光タワーからの展望










潮岬燈台

この燈台から見る夕景は格別のの美しさとか・・・
しかし電車バスを乗り継いでくる貧乏旅人にはこの夕景などは見られない。観光客は車利用の人がほとんどでした。冬には水平線から昇った太陽が同じ水平線に沈むという。こんな珍しい光景は一度見てみたいものですね。

潮岬燈台からの展望




熊野灘と潮岬燈台

 このアングルから描きたかったが、とても日向にはいられない。







潮岬燈台

昨日、名古屋お個展会場でお会いした水彩画のkojiさんからアドバイスを受けたばかりなので、日陰を探してゆっくり時間をとってそのアドバイスを思い出しながら描きこんでみました。
いつもの早書きスケッチと雰囲気が違うでしょう(*^_^*)。





潮岬から串本駅へのバス便は少ないので注意が必要。なんとか5時前の最終バスに飛び乗る。
串本駅からのJRも本数が少ない、どうしようかと路線バスの時刻を見たらタイミングよくすぐに来る。少しぐらい出費は仕方ない(^_^;)。




橋杭岩(バスの車窓から写す)

 串本から大島を眺める海岸に並ぶ奇岩は850mつづく。その昔弘法大師が天の邪鬼と一晩で大島まで橋を架ける競争を持ちかけられたが、負けそうになった天の邪鬼が鳥の鳴き真似をした。それで途中でやめたという伝説が残っている。これは海水の浸食により岩の硬い部分が残ったものです。
途中下車したかったが以前に一度訪れているので今回はパスする。





田原漁協前で下車約7分ほどの歩きで国民宿舎に着きました。



今夜宿泊する国民宿舎あらふねに着く。まえは雄大に広がった田原海岸です。
正面に見えているのが大島です。

展望温泉につかって、7時前に夕食早めに就寝する。



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