賤ヶ岳
(しずがだけ)
422m
2011.1.9


余呉湖と賤ヶ岳

 昨年と同様、今年1月度の第二日曜写生会も雪景色の余呉湖でした。自宅のある湖南は寒いが天気は良い。しかし、湖北の気候は北陸型でこちらとは逆になる。うまくスケッチと賤ヶ岳登山が両立するだろうか、と思いつつ守山駅に着いたらJRは人身事故で大幅の遅れが発生していた。やっときた電車に乗ったが、野洲、米原で時間待ちしながら乗り継いで余呉駅に着いたらもう正午前でした。ということでスケッチはあきらめて一目散に余呉湖を半周して登山口(国民宿舎余呉湖荘)へ急ぐ。昨年は駅から左へ。すぐにある集落の中から登山道にはいったが、今回は時間がないので右へ、ビジターセンター、川並の集落を歩いて行く。

天女の衣掛柳

 羽衣伝説は日本各地に存在する伝説ですね。湖水に白鳥が降りて水浴びし、人間の女性(天女)の姿を現す・・・・天に帰れなくなった天女は男と結婚し子供を残す。その後天女は羽衣を見つけて天上へ戻るというストーリー

ワカサギ釣り場のある余呉湖ビジターセンター手前にある絹掛柳。



ワカサギ釣りの桟橋の向こうに川並の集落が見える。


桟橋は今日も多勢の釣り客で満杯状態でした。
余呉湖は、近畿屈指のワカサギ釣り場です。

12月上旬〜3月下旬頃がワカサギ釣りシーズンらしい。
午前6時から午後5時 遊魚料 1,300円
問合せ先:長浜市余呉町大字川並2380-1 ビジターセンター内
     余呉湖漁業協同組合 事務所 電 話:0749-86-3033


赤いラインは今回歩いたコースです。
黄色のラインは昨年歩いたルートです。
対岸の景色


賤ヶ岳登山口までは駅から3.7km


賤ヶ岳が間近にせまってくる。道路は雪がなく歩きやすい。登山道はどうだろうか?
昨年は平地でも40cmあり、山道に入ると膝までもぐりこむ積雪に悪戦苦闘しました。



約1時間ほどで国民宿舎余呉荘に着く。
賤ヶ岳登山口に案内板が立っている。



雪は少なくて登りやすそうだ。山に登ると言っていた
この子どもたちはすぐに引き返してきた。



登り始めの道



10分ほど歩くと雪道に・・・

登山道は踏み跡があり歩きやすかったが、さすがに賤ヶ岳山頂は30〜40cmの積雪がありました。



峠が見えてくる。頂上へは左手の斜面を登っていきます。





約30分ほどで琵琶湖の飯浦からの道との出会いの峠に着く。
昨年は案内板近くまでの積雪で、スノーシューかカンジキがないと苦労したが、今日は積雪が少なくて歩きやすい。



登山道の右手に葛籠尾崎と竹生島が見えてくる。



頂上が近くなってくると積雪も増してきた。



左手には余呉湖が・・・・




頂上の展望台(屋根付き)が見えてくる。積雪が増して
きた。急坂はヅボヅボと足が食い込み歩きにくい。


13:37 約50分ほどの歩きで賤ヶ岳頂上に着きました。
誰もいない静かだ〜
今日は久しぶりに携帯ガスコンロを持参している。頂上で写真をとってから
お湯を沸かして温かいラーメンを作って遅い昼食をとる。
遠くは霞んでいたがすばらしい展望でした。






北方面の眺め

余呉湖、頂上からの展望






スケッチ仲間が写生している川並の集落をズームアップしてみました。







南方面の眺め。

右端にはびわ湖がみえる。その湖岸の低山は以前にも歩いている山本山への縦走路です。
左には霞んでいるがNHKの大河ドラマ「江」にでてくる小谷山(浅井長政の居城)がある。




食事をしていたら男女20名が登ってきて、静かだった頂上は一気に賑やかになりました。
彼らは昨年私が歩いたルートを登ってきた。もう午後2時、彼らは大急ぎで大鍋を出してぜんざいを作りだした。
そうこうしているうちに天候が急変、風が出て寒くなってきた。私はお先に失礼して下山。下山途中から雨になって
湖岸を歩いていると本降りになって余呉駅に余呉駅に着いたときはずぶ濡れでした。

昨年同時期は膝上まで足がもぐりこむ積雪でした。その積雪と格闘して頂上へは3時間強もかかってしまいました。
今回のルートとは違いますが、興味があれば下記ページをご覧ください。
雪の賤ヶ岳登山 2010年1月10日