小豆島 18切符日帰り旅
( しょうどしま 香川県小豆郡 )
2017・8・31

  小豆島については以前に一度行った記憶があるがほとんど覚えていない。寒霞渓とオリーブ園、それに映画二十四の瞳くらいしか思い浮かばない。そこで夏の終わりの記念にと”青春18切符”の端数1枚を購入して、一日帰り旅で小豆島へ出かけました。守山発6:45の新快速に乗り、姫路で普通電車に乗り換え、さらに播州赤穂駅で高梁行きに換えて10時16分に日生駅に着きました。


 

JR日生駅(左)
中:台湾料理店と 右:小豆島フェリーのりば
さっそく小豆島行きの切符を買いに行く。
 

与謝野晶子の歌碑
 日生駅前の小公園に与謝野鉄幹・晶子夫妻が、のどかな日生の海に舟を浮かべ詠まれたという歌碑がある。
 妻恋ひの 鹿海こゆる話聞き それかと見れば 沖の鶴島   与謝野晶子





フェリー乗り場の案内板

小豆島に滞在できる時間は約3時間だ。大部には便利に乗り継げるバスやタクシーもないという。
小豆島一の人気観光地”寒霞渓”は車で20分という。なんとか行きたいものだ。
さてどうなるかな・・・・?



 次の大部港(小豆島)行きは12:35発、待ち時間が2時間もあるので、ひまつぶしに日生の町を散策することにしました。4年前にも来ているのでわかりやすい・・・・が、海風は爽やかだが、陽射しが強烈ですぐに汗が噴き出す。

 

対岸に見える楯越山
日生駅のすぐ前はもう海、フェリー乗り場もここにある。
 楯越山には”ひなせ”の木文字が見える。とりあえず楯越山山麓の海岸沿いを歩いて五味の市まで行ってみよう。
 

 海岸沿いに歩いて楯越山方面へ歩きだす。




楯越山半周まわるとこの五味の市に着きます。今日の目的は小豆島行き、ショッピングも興味ないので、昼食出来るところを探しながら一回りして日生駅へ戻る。
 日生散策については4年前の旅日記、「・早春の瀬戸内スケッチ旅-1日目(岡山県備前市・日生)2013/03/16」をご参照ください。この前来た時食べた人気の「カキオコ」はカキがシーズンオフなので諦めて、日生駅まで戻る。いがいと食べるとこが見つからず、結局日生駅一軒隣にあった台湾料理店で腹ごしらえをしました(^^;)。 

 

ここがフェリー乗り場です。
小豆島行きのフェリーが定刻通り到着する。


さあ出発・・・
JR日生駅のある日生港を出航

 

先ほど歩いた海岸沿いと楯越山が見えている。
 

進行方向、左右に島を見ながら瀬戸内の海を行く。



 

やがて正面に小豆島が見えてきた。航行時間は約1時間、料金は1,030円です。


 

小豆島の大部港が近づいてきた。
 

もうすぐ大部港だ。中央の山寒霞渓だろう。
 

大部港に降り立つ。フェリー乗り場の建物がある。
 

大部港を振り返る。
 バス停らしきものも見つからないし、道を聞く人もいない。さてどうしようかと思案していたら、送迎のタクシーが一台がやってきました。空車になったので運転手さんに寒霞渓往復できるかと尋ねる。OKということで料金交渉、なんとか可能な料金に思い切って乗り込む・・・・。タクシーは何度も曲がる道路を走って高度を上げていく。20分ほどで寒霞渓頂上手前の展望のあるところに車を止めてくれた。
 

草壁港がある内海湾が望める。
 反対側の大部から登ってきたが、こちら側が小豆島の正面だそうだ。オリーブ園や映画二十四の瞳の映画村などがある。
 

 タクシーの運転手さんが仏が立っているような形の岩(写真右手前)を指さして、なんとか仏岩と教えてくれたが、名前は忘れてしまいました。



  

ここは四望頂(標高560m)とある。ここにあった「寒霞渓園地」の案内板です。
もうすぐ寒霞渓頂上です。


 

大部港から20分ほどで寒霞渓頂上の広場に着く。
見えている高台は三笠山山頂のようだ(標高672m)。
 

寒霞渓頂上駅(三笠広場 標高612m)
小豆島の正面、麓の紅雲亭駅からからロープウエイです。
  


展望所の案内
瀬戸内海を挟んで対岸は四国の香川県だ。

 小豆島は、瀬戸内海・播磨灘にある島。香川県小豆郡、小豆島町、土庄町の2町からなり、人口は28,764人(2016年度推計)とある。 古代には「あずきしま」と呼ばれ、その後中世までは「しょうずしま」と呼ばれた。素麺、醤油、佃煮、胡麻油、オリーブなどの生産が盛んであり、いずれも日本有数の生産地となっている。特にオリーブは国内栽培の発祥地として広く知られる。また、小説『二十四の瞳』の作者壺井栄の故郷としても知られ、小豆島をロケ地として、同小説はこれまで2回映画化された。(ウィキペディアより抜粋)


ロープウエイの先の展望所
 



 

小豆島正面方向の展望
瀬戸内海を挟んで四国が望める。


 

切り立った崖が・・・
 

上の写真の右端を拡大、巨岩を背にした寺院
 

手前の岩の間、深い谷筋をロープウエイが下る。
麓のロープウエイ駅、紅雲亭まで景色を眺めながら下ってみたいが時間契約があってできないのは残念だ。
  時間いっぱいゆっくりしたいが、なにせタクシー運転手との契約があるので、しかたなく大部へ下ることにする。
 

下り道で見えた大部の集落
 

大部へ下る途中で見えた露出した岩々・・・
 

やましら醤油店
 寒霞渓へタクシーで往復しただけなので、帰りのフェリーまではまだ約2時間ある。そこで運転手さんが案内してくれた醤油屋さんです。
 

大部の通り
 造り酒屋なら覗いてみたかったが、醤油にはあまり興味がないのでお見せへは入らず、スケッチをしようと大部の町を散策することにしました。



 

漁港の船留からフェリー乗り場方面を写す。
漁船のある風景は好きなモチーフ、このあたりで一枚スケッチしよう。



 

大部の海岸通りの集落と漁港の船留りをスケッチしました。
午後3時を過ぎてもまだ暑い。木陰がないのでスケッチも大変でした。





スケッチしてフェリー乗り場に午後4時半頃に戻る。
船は定刻通り5時前に入港してくる。
さあ、また5時間弱の帰り道です・・・

午後9:40 無事に守山駅に帰り着きました。
お天気に恵まれて楽しい小豆島駆け足一日旅でした。