立山登山

2008.8.1

二十歳代に天候不良で一の越山荘から途中断念した立山。やっと四十数年ぶりで立山登頂にリベンジできました。
昨日、青春18キップで富山まで来て駅前のホテルに宿泊。今日は昨日予約した「立山室堂行直通バス」の始発6時45分発に乗り込む。2時間半のバス旅です。



 お天気はよいが遠方はかすんでいて、途中バス車窓から立山は見えない。午前8時富山地方鉄道の終点・立山駅(美女平行きのケーブル乗り場)を通過。立山駅は標高475mです。室堂直行バスでなく地鉄でアプローチした場合はここで立山ケーブル(標高差500m)に乗り換え美女平へ行くことになる。そのあとバスで室堂へいく。





常願寺川にかかる立山大橋






室堂へ向かうのバス道は立山駅からすぐの橋で常願寺川を再び渡って奥に進む。右手に続く高台が美女平(標高1000m)の台地だ。

 やがて称名滝への分岐になる。この道を直進すれば称名滝(日本一の落差:350m)へ行ける。明日時間があったら行って見よう。立山室堂へはここを右へ、すぐにゲートがありここからは一般車の通行はできない。再び常願寺川を渡って急坂を折り返して一揆の1000mの美女平へ高度を上げる。ここまでくれば窓外の風は涼しくて気持ちがよい。美女平から阿弥陀が原への途中に称名滝の見えるポイントが一か所あり、バスはと待てくれたが霞んでよく見えなかった。森林地帯を抜け出すと見晴らしが良くなる。次にそーめん滝が見えてきた。




山の上から常願寺川に崖を伝って流れおちる「そうめん滝」の景観も素晴らしい。


阿弥陀が原から天狗平は写真のような景色がつづく。このあたりまで来るとあちこちに雪渓が見えてくる。



阿弥陀ヶ原ホテル





暇人流「思いつきの旅」では真夏のハイシーズンには予約がとれない。阿弥陀ヶ原で泊まれたら、標高2,000mに広がる湿原散策で可憐に咲く高山植物が楽しめるのに。それに立山カルデラ展望台にも足を延ばせるのに・・・・・・・残念。




正面はホテル立山、後方が立山
登山口の標高2,450mの室堂ターミナル(バス終点)が目の前に近づいてきた。定刻通り9時15分に到着しそうだ。



室堂ターミナルを出ると正面に立山の石碑がありみんな記念撮影をしている。




室堂から見える立山連峰

右端から雄山山頂・大汝山(立山最高峰3,015m)富士の折立。真砂岳・・別山・・・剣御前・・・剣岳へとつづいている。






一の越への登山道から振り返ると雪渓を横断する登山者が、中央後方には室堂山荘と大日岳が見える。



一の越山荘への道から立山山頂(雄山神社)がまじかに見えてくる。


登山道沿いの小さな祠



雷鳥沢の小さなん石仏
残念がらライチョウはいませんでした(^_^;)







一の越山荘(2,700m)
40数年前ここで暴風雨にあい足止めされた小屋だ。山荘も立派なものに建て替えられているから全く思い出せない。
登山ガイドに60分とあったが、なんとか達成できました(^O^)/




一の越山荘をから立山頂上は急斜面が続くガレバ、落石させないように注意が必要だ。




だんだん急な岩場に・・・・休み休みに登るしかない(ーー;)







この岩場に咲いていた高山植物にバテバテの体もほっと一息つけました(*^_^*)







やっと頂上の雄山神社の社務所が見えてくる。もう一息だ…だがなかなか足が動かない。





雄山神社の社務所ではお守りやお札を買う学生の団体で賑わっていました。



立山(雄山)の一等三角点



この登りもガイド通りの1時間で登ることができました。




雄山神社本宮(小さな社)が立山頂上だ。



500円払って山頂へ。
真っ青な空、最高のお天気に恵まれ幸運でした



この人たちと一緒にお祓いを受ける。このあと神酒と登拝記念の鈴付きのお札をいただきました。




大汝山への道から立山頂上を写す。

雄山神社お参りした後、ザックをおいて軽装で立山最高峰の大汝山へ。
一旦下って登り返す道、ゆっくり歩いて往復1時間でした。




大汝山頂上(立山最高峰)です



頂上から真下に大汝小屋が見える。




大汝山の頂上から真下に黒部ダムと黒部湖が眺められました。




雄山頂上に戻ってスケッチしてから、休憩なしで一気に室堂まで下山しました。足や膝がガクガクでしたが、なんとか無事下山できました。



立山頂上







室堂まで下山して振り返ると、こんな素晴らしい立山が見送ってくれていました。
念願かなって最高の一日でした。



帰りはバスで美女平へ、たてやまケーブルで立山駅に着く。 今日の泊まりは、なんとか確保できた立山町(立山山麓)のペンションへ。




ここのはちょっと変わったケーブルカーですよ。
前に運転席がある貨物車がつながれている。アルペンルート建設資材を運んだ名残とか・・・・





富山地方鉄道の立山駅。ケーブル駅が一体になっています。



タイミングよく迎えに来てくれたペンションオーナーの車で・・・・
疲れた体に温泉はありがたい(^O^)/
一汗流して乾杯!
食後、絵が好きで立山の絵を描き続けているペンションのオーナーのアトリエで談笑。楽しい一日は無事終わる。
明日は称名の滝へいこうかな・・・ZZZZZ

3日目は立山山麓・称名滝へ ⇒ ・立山山麓/称名滝