久々の青春18キップの旅-2
熱風吹く鳥取砂丘
2019・8・4

 青春18キップ二枚目の行先に「鳥取砂丘」を思いつく。二十歳代の時、大山登山の帰りに友人たちと訪れた写真が1枚、アルバムに残っていました。その後、テレビ番組などでは何度も見ているが訪問は実現していない。真夏の砂丘はものすごい暑さだろうと想像するが、思いついたときに行こうと出かけました。

 早朝出発でチェックしたらJR守山駅 5:36、7:00、7:31発がヒットする。どの列車に乗っても鳥取着が13:42ということで、7:31発の新快速姫路行に乗りました。姫路、相生、上郡、智頭と4回乗り継いで鳥取へ行くルートです。この便の所要時間は6時間11分です。
 ※このルートで日帰りすると鳥取滞在は約3時間しかない。目的を鳥取砂丘散策だけなら、なんとかなるだろう。(ルートはYhoo路線情報でチェック)


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守山駅で18キップに2回目のスタンプを押してもって出発する。
列車の乗継は姫路、相生と遅延もなく10:13に上郡駅に着きましたが・・・。
上郡から乗り継ぐ「智頭鉄道」のことは全く頭になかった。上郡から智頭駅までJRの路線ではないのだ。
ということで・・・・、”青春18キップでは智頭急行には乗れませんよ”と言われる。18キップのメリットが消滅だ。
今更戻れないので、しかたなく運賃1,200円の切符を買う。 
※JRの特急などで利用するときはJRの切符代に含まれているから、このことに気づかない。

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 アンラッキーと思ったが、この切符は1日乗り放題のフリー切符、日帰り旅なので帰路も使えるから良しとしよう。こんなハプニングは思いつき旅ではよくあることだ。
 

到着したJR上郡駅のホームの先端に「智頭急行」はある。

 ホームではお弁当を売っているのか? 智頭駅までは1時間40分(12:07着)かかる各駅停車の旅なので弁当は欲しい。

 

智頭急行「ミニチーズ弁当」
 アンラッキーと思った智頭鉄道に、もう一つ有難いことがありました。9月より販売するという「チーズ弁当」のPR配布中でもらうことができました(^^)。それに冷たいお茶のサービス付きでした。
 

愛想のよい「ミニチーズ弁当」無料配布のおにいさん、
 

 エアコンの効いた奇麗な車内で「ミニチーズ弁当」いただきながら、車窓風景を楽しみながらののんびり旅です。
 

車窓風景

 

 上郡を出発して20分、四駅目の「佐用」に着く。単線なので、この駅で対向列車待ちをして、すれ違う。
 

次の駅、平福駅が近づく。絵を描く人たちによく描いている川沿いの民家が見えてきた。
 

うる覚えだけど、この民家だった気がする。
 

対向列車まち。後続のこの特急列車にも追い越される。
対向列車通過待ちで約20分停車するという。ホームから見えている場所だが、スケッチに行くには断念。  
 

ここは剣豪の里、宮本武蔵駅です。


次に目を引いた液が、このピンク一色の「恋山形駅」でした。
 

12:07 終点の智頭駅に着く。
 JR因美線の鳥取行まで50分待ち。奈良時代以前から、畿内と因幡地方を結ぶ主要道「智頭往来」、行ってみたいが、時間的に無理と観光案内所でいわれる。ここで冷たいお茶のサービスを受けて、ゆっくりさせてもらいました。



 

13:42 やっと鳥取駅に着きました。
 駅ではこの大きなディスプレイが迎えてくれる。毎年8月中旬に鳥取市で開催される夏祭り、日本一の傘踊り「鳥取しゃんしゃん祭」とある。
 鳥取砂丘行きのバスは14:12 駅前のバスセンターから 発車です。限られた滞在時間、この待ち時間はもったいないが、18切符旅でのタクシー使用はつらいので、バスで行くしかない。バス代 370円 所要時間は約20分。
   
 鳥取駅ビルを出ると、真向かい、大通りの向こうからの大きなかけ声と音楽が聞こえてくる。行ってみると商店街の大通りで、さっき知ったばかりの傘踊り「鳥取しゃんしゃん祭」のリハーサル?が行われていました。


今日の本命、鳥取の大砂丘を見る前にいろいろ書いてしまいましたが、やっと着きました。
帰りのバス時間まで、約2時間で砂丘を歩き回ろう。

  鳥取砂丘は、鳥取県鳥取市の日本海海岸に広がる広大な砂礫地で、代表的な海岸砂丘。山陰海岸国立公園の特別保護地区に指定されており、南北2.4km, 東西16kmに広がる。観光可能な砂丘としては日本で最大です。
   
  小高いところにある砂丘入り口かた入って行く。カンカン照りの強烈な暑さ、日差しを遮るものは何もない。
強烈な暑さの中、歩き回れるかな~


 

横列砂丘

 鳥取砂丘には、砂丘列と呼ばれる3つの大きな砂の高まりがあります。この砂丘列は冬季に最も頻繁に吹く北西の強風に対して直交する方向に峰を伸ばす・・・。


 

馬の背
 横列砂丘で多くの観光客がめざす第2砂丘列は、その姿が馬の背中に似ていることから「馬の背と呼ばれています。その高さは、標高約47mもあり、陸側の斜度は約32度の急斜面になっています。真下から見上げる砂の壁は迫力があっりました。

   
  馬の背から見る海岸です。
   
  馬の背から眺める砂丘の入り口方面です。草の生えているエリアもある(右上の写真)。


  

馬の背でのスケッチ

砂丘の上、熱風に汗が噴き出すなかでは鉛筆描きが精一杯でした。
(※着色は帰路の涼しい列車内でしました。)


 

風紋(ふうもん)
 観光客で賑わう砂丘は足跡で風紋はかき消されている。ここは歩き回ってやっと見つけた風紋のある所でした。風紋は、風速毎秒5m~10mの風が吹くときにできる紋様だそうです。
 

砂漠のオアシス?
 砂丘には花も咲いていると案内にありました。散策していくと砂丘にこんな状態で草花が咲いていました。カラカラに乾いた砂丘で生き生き抜いているのだ。

 

砂丘に咲いていた花のアップです。
 

こちらは砂丘でのラクダ体験、もちろん有料でした。


  

砂丘の中にこんな状態で水が流れている。これを中心に草ンムラが広がってました。



15:30 バスの時間まで50分、急いで「砂の美術館」へ急ぐ。


鳥取砂丘
「砂の美術館」の上にある展望台からの眺めです。
 

「砂の美術館」入り口の彫刻。



「砂の美術館」の入場券です。



砂の美術館ページ ⇒ 砂の美術館見学  


駆け足で歩き回った砂丘と砂の美術館を後にして、予定通り16:20発のバスで鳥取駅に着き。
16:59発で往路来たルートを戻り、22:00無事守山駅に帰りつけました。