スケッチのあとの奥嶋山散歩
長命寺山(333m)・津田山奥嶋山425m)
(2010.6.2)
 今日は何度か行っている近江八幡の水ケ浜へ出かける。そこには素敵な雰囲気のカフェ&レストラン「シャーレ水ケ浜」があります。今回はここのオーナーの快諾を受けて半日ゆっくりスケッチして過ごしました。その帰り道、長命寺へ立ち寄ろうと長命寺山の中腹にあるお寺の駐車場へ車を止める。だが急に山歩きがしたくなり、お寺をパスして登山道へ入ってしまいました(^_^;)



オーナーが景観アップにと浮かべているヨット
カフェ&レストランの湖岸



シャーレ水ヶ浜
ガーデンの整備に頑張っているオーナーと
アシスタント

木陰で半日ゆっくりスケッチして過ごした後、長命寺へ。
午後2時半:長命寺山の中腹にある長命寺の駐車場に止め、ちょっと戻ったところにある登山口に向かう。



長命寺山の登山口
小さな石仏が並んでいる。



はっきりした歩きやすい登山道で高度を上げていく。



長命寺山への分岐、右折して頂上へ。
直進の道は津田山へとつづく。



長命寺山の頂上は樹林の中
展望はない。



赤いラインは今日歩いたルートです。
黄色のラインは長命寺山から津田山を歩く 2003・3・19 を
ご覧ください。


津田山への道
一旦鞍部まで下って登り返すことになる。



小豆ヶ浜への分岐
この道は歩いたことがないので津田山の帰り
ここから下ってみよう。
 奥嶋山の所以が・・・
 沖島と対峙するように、琵琶湖岸に沿ってそびえる姨綺耶(いきや)山系は、西国霊場三十三ヶ所のひとつ「長命寺」を擁する。この姨綺耶山系は、今でこそ陸続きですが、戦後の食糧増産政策で大規模干拓事業が実施されるまでは、琵琶湖・大中の湖・西の湖・津田内湖に囲まれた「島」だったとか。そう聞くと左上の地図を見ているとなんとなくイメージがわくでしょう。



鞍部の分岐点から、津田山への登り途中で近江八幡市街と八幡山が展望できる。



頂上が近づくと、岩のごろつく急な道になってくる。



登りきったところにあるいわくら


鳥居の中にはしめ縄を張った岩が鎮座していました。


いわくらのすぐ後ろが津田山(奥嶋山)の頂上です。
三等三角点がある。
 高天原の主宰神にして宇宙根源の神ともいわれる「天御中主尊(あめのみなかぬしのみこと)」が祀られた盤座(いわくら=巨岩)


頂上を過ぎて少し下ったところに国民休暇村、白山神社への
下山道分岐がある。



天御中主尊の大岩
さらに下っていくとこの大岩があり展望が開ける。



大岩の前から展望できるびわ湖
対岸には比良山系の山々が、手前には涅槃仏のようにみえる沖島が見えている。
5分ほど小休止したあと登り返し、津田山頂上へと来た道を引き返す。同じ道を長命寺まで戻るのは面白くないので初めての道「小豆ヶ浜」への道を下ってみることにする。



小豆ヶ浜への下山道は植林帯のはっきりした道と…



迷いそうなこんなガレ場の道が交互に現れる

この道は長命寺と逆方向へどんどん進んでいく。おまけに高度を下げないでトラバースする道がつづくき、地図で前もって調べてないのでちょっと不安になる。20分ほど歩いたころ水の音が、やがて小さな流れに突き当たる。道なりに左折するとはっきりした林道になり、急速に高度を下げていく。樹林帯の中から飛び出したところは琵琶湖岸を走る舗装路でした。小豆ヶ浜には立ち寄らずに左折して帰りを急ぐ。


小豆ヶ浜からの入り口




湖岸を走る県道25号線
道標の表示から推測して長命寺港までは2kmほどだ。


スケッチしていた水ヶ浜に近づくと山側が開けて、津田山(左)と長命寺山(右)が見えてくる。



やがて水ヶ浜に着く。





長命寺港まで約1km、前方に野洲の三上山が
見えてくる。

午後5時にやっと長命寺港に着く。お寺は5時に閉まると書かれている。いそいで中腹の駐車場まで戻らないと・・・
歩きやすい舗装路は距離があるので、かなり足が疲れているが頑張って長命寺の急な石段(参道)を登ろう。



長命寺参道入り口


やっと長命寺の門に着いたが門は閉まっている。
仕方なくこの右側にある駐車場へ。

午前中から二時過ぎまでのんびりスケッチしたあとの山歩き、低山といえど3時間はきつかったです。
かなり疲れましたが盛りだくさんの一日で楽しかったです。

「長命寺
 西国霊場三十三ヶ所の第31番札所。聖徳太子ゆかりのお寺で、長命寺港からの参道は808段の石段が境内までつづいています。けっこう足に来ますよ。