大和三山の畝傍山登りました

2016・3・3

 浪漫会の3月度スケッチ会で奈良県橿原市の今井町を訪れ、仲間と一緒に町中をスケッチ散策しました。スケッチ二枚したが、まだ時刻は午後1時半。古民家スケッチは苦手なので他の風景をを探そうととりあえず表通りに戻る。だが、好みのスケッチポイントが思いつかない。仲間との集合時間は午後4時と聞いている。まだ2時間以上もある。とりあえず橿原神宮方面を目指して歩くことにする。今井町に来た時から気になっていた大和三山の畝傍山が頭に浮かぶ。そうだ、スケッチを切り上げて、久々に畝傍山に登ってみよう。




今井町
 今井町建物の後方(南方向)に大和三山の畝傍山望める。橿原神宮へと続くこの道を直進する。


神武天皇陵
 大和高田バイパスの広い通りを横断して進むと、右に神武天皇陵があり、その後方に畝傍山が見えてくる。


近鉄畝傍御陵前駅
 まだ昼食をとりそこねている。途中で飲み物とサンドイッチを買おうとしたがコンビニがない。そこで神武天皇陵の反対側の近鉄畝傍御陵前駅への道に入ってお店を探しに行く。駅近くにやっと小さなお店を見つける。だがパンや弁当はない、しかたなく菓子ケーキを買って戻る。


畝傍山
 畝傍御陵前駅手前から神武天皇陵へ戻る道、畝傍山が見えている。この通りに突き当たって左へ、橿原神宮へ向かって歩いて行くが、畝傍山の登山口案内がない。





橿原神宮北参道
 鳥居の左側に神宮庁北守衛所があったが、前にも来ているので、登山口は尋ねず参道に入って行く。




橿原神宮北神門
 参道終点まで来たが、登山口を見落としたみたい。とりあえず本殿にお参りしていこう。この門は、もと正門として大正4年に建造された唐破風造の平唐門で、紀元2600年事業で北神門として移築されました。


橿原神宮本殿
  本殿境内のおられた守衛さんに登山口を訪ねたら、北神門を出たらすぐ左手にあると教えてくれました。
 

畝傍山
 守衛さんが指さす方を見ると畝傍山(本殿右手)が見えている。やはり、登山口を見落として来たのだ。


14:15 北参道にある畝傍山登山口を見つけた。写真左手前に道標がある。ここから左へ、森の中へ入って行く。


森が開けると正面に畝傍山が見えてきた。



歩きやすいはっきりとした登山道
  登山道を進んで行くと、畝傍山の案内板がある。ウイークデイなのにけっこう登っている人がいました。


歩いたルート
 案内板から地図の部分を切り取って、この日歩いたルートを赤ラインで書き込みました。

 

大和三山と藤原京の位置関係
 大和三山の畝傍山 

 奈良盆地の南部に位置する、香久山(かぐやま152m)、畝傍山(うねびやま199m)、耳成山(みみなしやま139m)の三つの小高い山を総称して大和三山と呼ばれています。
  三つの山は古来、有力氏族の祖神など、この地方に住み着いた神々が鎮まる地として神聖視され、その山中や麓に天香久山神社、畝傍山口神社、耳成山口神社などが祀られてきました。また、皇宮造営の好適地ともされ、特に藤原宮の造営に当たっては、東、西、北の三方にそれぞれ香久山、畝傍山、耳成山が位置する立地が、宮都を営むうえでの重要な条件にされたと考えられています。
 大和三山を詠んだ和歌は多く、万葉世界を代表する名所として知れ渡るようになりました。畝傍山は瀬戸内火山帯に属する死火山が、二次的な浸食をうけたことにより現在の形となったものです。記紀によると、畝傍山の麓には初代天皇と伝えられる神武天皇が宮をひらいたところとされ、万葉集にもそのような歌が残っています。  ※畝傍山の案内板からの抜粋です。



畝傍山を右巻きに歩く緩やかな登山道です。
暖かくて素晴らしいお天気、汗が噴き出してくる。



 畝傍山登山道の途中、左手樹間から二上山が見えてくる。広がっている街は高田市街だろう。水平に伸びている道路は南阪奈道路につながる高田バイパスのようだ。



14:20 畝傍山頂上に着く。
頂上は樹林に囲まれたフラットな広場です。


頂上の三角点
低山でも三角点は気になり、見つかると嬉しい。


正面は金剛山、その隣は葛城山です。
樹林の間からの展望(南西方向)です。


大和三山のひとつ耳成山(みみなし)です。
こちらも樹林の間からの展望(北方面)です。
 登山口から歩いて約25分の登りでしたが、気温が高くてけっこう汗をかきました。展望のきくところで涼みながら昼食がわりの菓子ケーキで空腹を癒す。スケッチ仲間との集合時間は午後4時、八木西口駅なので、急いで下山しよう。帰り道は別のルートで下ることにしました。




 登ってきた道は緩やかでしたが、こちらはけっこう急坂で足元に気を付けないと転んでしまいそうだ。


しかし距離は短くてあっという間に
下山道のゴールの若桜友園に着きました。
 来るときは今井町からここまで歩いてきたが、帰りは時間がないので畝傍御陵駅前から電車を使いました。
後は仲間が集まって、明るいうちから打ち上げ宴会で盛り上がりました。
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