岩船寺と浄瑠璃寺
2005・9・15



 たてつづけに当尾の里石仏めぐりに来ているが、岩船寺にはお参りできていませんでした。今日は三度目の正直でやっと岩船寺の本尊、阿弥陀如来坐像を拝観することができました。
 また、もう一つの目的はOB会のハイキングコースを決めることでした。9:43近鉄奈良駅前発の奈良交通バスで浄瑠璃寺へ向かう。浄瑠璃寺前で下車、コーヒー飲まないと一日が始まらないというO氏のために拝観前に「あしびの店」に立ち寄る。どのコースにしようか、逆歩きがいいかなど、わいわいいいながら楽しいコーヒーブレイクになりました。それで決まったのはJR加茂駅から岩船寺に向かい、昼食の後当尾の石仏めぐりをしながら浄瑠璃寺まで歩くというコースとなりました。

 お天気に恵まれ爽やかな風にふかれて気持ちのいい歩きができました。写真は本番のOBハイクを想定して文も今日歩いた逆に書きました。



加茂駅から20分、南加茂団地入り口から岩船寺への道にはいる。尻枝口でバス道から分かれて金蔵院経由の里村の道を行く。



里村を過ぎた峠から振り返ると奈良県と大阪府の県境にある生駒山が望めました。


 またバス道の広い舗装路に合流して、岩船寺まではずっと上り坂歩きとなる。
当尾小学校のある辻を過ぎてさらに舗装路を行くと勝風口に着く。ここから勝風地蔵・大福寺地蔵(大畑)まわってミロクの辻周りで岩船寺へ行ける道があるが、遠そうなので舗装路を歩く。
JR加茂駅から約2時間ほどで岩船寺につく。


関西花の寺霊場第十五番札所
仏塔古寺十八尊霊場第四番札所
岩船寺



昼食タイムに三重塔横から本堂をスケッチしました。

 岩船寺創立は天平元年(729)、聖武天皇が出雲の国不老山大社に行幸の時、霊夢によって、この地に阿弥陀堂の建立を発願、大和国善根寺に籠居しておられた行基菩薩に命じて建てられたのに始まる。弘法大師と知泉大徳が阿弥陀堂において伝法灌頂を修められたため、灌頂堂となる。・・・・弘仁四年(813)に塔伽藍が整備され、寺号、岩船寺となる。・・・・(中略)・・・そして、江戸時代の本堂も老朽化のため昭和六十三年(1988)四月二日落慶し現在に至る。





十三重石塔と三重塔



 浄瑠璃寺への石仏めぐりは岩船寺を出て右へ、山道を登って三体地蔵からミロクの辻へ(岩船寺南口)からはやっと下り道になる。笑い仏、ヤブの中地蔵三尊磨崖仏を拝みながら浄瑠璃寺つく。(約1時間)



ヤブの中の地蔵三尊磨崖仏の一体



野菜や果物を売っている店とおばあちゃん




池越えの三重塔(浄瑠璃寺境内)





浄瑠璃寺の本堂

関連ページもご覧ください

・浄瑠璃寺へスケッチに行きました。

・当尾の里の石仏とお寺を訪ねて