秋のOBハイキングで奈良柳生街道へ

2008・11・6

心配していたお天気も今日一日持つという。幹事なのでいつものように早めに出かけました。

 平日だが奈良は「正倉院展」があるというので人が多い。時間があるので奈良公園を歩いて破石町バス停に行くことにする。東向商店街から子供の頃よく遊んでいた興福寺境内へ。北円堂の前に人が並んでいる。「興福寺国宝公開2008」とある。ちょうど9時でオープンするところだったので寄り道する。建物はおなじみで見慣れているが仏像拝観ははじめてでした。

興福寺は創建1300年を迎える2010年に向けて「天平の文化空間の再構成」をテーマに境内整備事業を進めている。
この南円堂の内陣と光明皇后の発願によって天平2(7030)年に建立された五重塔の初層(一階部分)も公開されていました。南円堂も国宝・五重塔も拝観したかったが、ハイキングの集合時間に間に合わなくなるので残念ながら断念する。
奈良公園を歩いて破石町バス停に急ぐ。






興福寺北円堂(ほくえんどう)
国宝 鎌倉時代 八角円堂
養老五年(721)興福寺の創建者である藤原不比等の一周忌に、元明・元正天皇が長屋王に命じて建てさせた八角堂です。



興福寺南円堂(なんえんどう)
西国三十三所札所






北円堂の弥勒如来坐像(みろくにょらい)
国宝 鎌倉時代
写真撮影禁止だったのでスケッチしたら、別の所にスケッチも禁止とありました。すみません(^_^;)


 弥勒如来は仏教の始祖釈迦の後継者といわれ、今は兜率天(とそつてん)という浄土で修業し、56億7千万年後にこの世にあらわれて、説法を施して迷い苦しんでいる人々を救うと言われている仏さんです。





浮御堂
一番後方の山がこれからハイキングする春日山原始林です。



 集合時間の10時、今日の参加者28人全員がそろう。破石町(わりいし)バス停から柳生街道に向かって緩やかな上り道をいく。真っ赤に紅葉した木々が迎えてくれる。一日違いだったら雨模様でこの鮮やかさは見れなかっただろう。この先の柳生街道は鬱蒼とした春日山原始林の中の石畳だ。




柳生街道の入口に向かって出発




鬱蒼とした石畳の上り坂を寝仏、夕日観音、朝日観音などの石仏を案内しながら1時間強で首切地蔵に着く。みんな元気で予定より早くつけました。順調なペースなので小休止の後石切り峠の峠の茶屋まで行けそうだ。



首切地蔵







峠の茶屋

何度か下見で来ているので顔なじみになった峠の茶屋の親父さんに挨拶(^_^)。ここで昼食させてもらうことにする。
柳生十兵衛にちなんで編笠がぶら下がっている。


峠の茶屋で折り返して、帰り道は広い地道の春日奥山ドライブウエイを下って行く。若草山の頂上までは約4kmだ。

若草山は三重になっている。三笠山と言われるゆえんだ。三重目の山頂に無事着く。霞んでいるが大仏殿や奈良市街の展望はすばらしい。



二重目から見た奈良市街と大仏殿
一段下が若草山の一重目です。



二重目から振り返って若草山山頂(三重目)を見る。



展望を楽しんだあと東大寺境内を経由して近鉄奈良駅のゴールに無事到着しました。
後はいつものように喫茶店でわいわいと談笑しながら打ち上げ会。
2008年秋のOB会ハイキングも無事終了しました(^O^)/


コースの詳細は下見の記録 柳生街道から若草山へ 2008・10・9 

柳生街道(滝坂の道)(2008・9・10)  をご覧ください。