初秋の明日香散策

2021・09・23
 お彼岸、彼岸花の咲く明日香散策を思いついて、秋晴れの中久しぶりに出掛けました。滋賀守山からはJR、近鉄と乗り継いで約2時間、けっこう遠いです。飛鳥駅に着いたのは午前11時前、駅前の総合案内所「飛鳥びとの舘」で”明日香村観光マップ”をゲットして、隣りのレンタサイクルのお店へ。電動サイクルはすでに貸出完了、普通自転車(900円/日)を借りて、キトラ古墳を目指して出発する。道はゆるやかな上り坂だが、数年ぶりに乗った自転車と眩しい太陽にすぐに汗が噴き出す。


 

休憩所からの明日香風景
 高台にある休憩所でこの風景を眺めながら早めの腹ごしらえをする。ゆっくりした後、キトラ古墳へ向けて出発。
 

檜隈寺跡にある於美阿志神社(おみあしじんじゃ)
 休憩所からキトラ古墳へ向かうと、すぐに彼岸花の咲くこの神社がある。由来も読み方もよく分からなかった。
 

於美阿志神社を過ぎると、キトラ古墳方面が望める。
 

舗装路に出て、キトラ古墳へ向かう。
 

12:00 キトラ古墳エリアに着く。

 古墳に向かう道からの金剛山が眺めました。


ここがキトラ古墳です。
 キトラ古墳については私のHPの・明日香散策とキトラ古墳壁画鑑賞 ページをご覧ください。
  ・・・・ キトラ古墳 ・・・
 7世紀末から8世紀初めに造られた古墳で、丘陵の南側斜面に位置する。墳丘は二段築成の円墳で、下段の直径は13.8m、上段の直径が9.4m。この墳丘は復元されたものです。内部は二上山産凝灰岩の切石を18枚組み合わされた石室があります。石室内部は奥行2.4m、幅1.04m、高さ1.24mと意外と小さい。鎌倉時代に盗掘を受けているが、刀装具片、琥珀玉などの副葬品の一部と、木棺片や棺の飾金具、人骨などが出土している。 石室内部の北壁には玄武が描かれている。高松塚古墳に次ぐ我が国で二例目の大陸的な壁画古墳であることが明らかになる。その他に、青龍、白虎、朱雀、十二支像、天文図が見つかった。

 
キトラ古墳壁画保存管理施設は5年前に見学しているので、今回はパス。稲渕の棚田へ向かう。

 
 

 稲渕へ向かう登り坂、自転車を押しながら登って行くと左手に文武天皇天陵がある。ちょっと回り道する。
 

大阪との県境にある金剛山
より道から再び稲渕へ向かう登り坂の舗装路に出る。
  

葛城山遠望
汗をかきながら自転車を押してどんどん高度を上げていく。
 

こちらは橿原市街と大和三山の畝傍山です。
 

やっと峠だ。ここから稲渕の棚田へは楽ちん下りです。
   
  稲渕の棚田、彼岸花は咲いているが、スケッチしたい所が見つからない。
登り坂がつづいて疲れが・・・。スケッチポイント探しは止めて、らくちんな舗装路を走るだけ(^^;)。


  

暑さにも負けて、写真を撮るだけ・・・。


 

 写真を撮る人たちは棚田の中を歩いているが、私はこの稲渕から明日香の石舞台を目指して自転車で下るだけです。
 

この先のT字型の交差点で右へ登って行くと多武峰。
左へ行くとすぐに石舞台になります。




棚田と彼岸花-1

上右の写真の位置から右手の風景です。
(この絵は写真を見ながら帰宅してから描いたものです。)


 


棚田と彼岸花-2


 

上の絵はここから描いています。


石舞台を生垣の外から撮らせてもらいました。
  石舞台からは岡寺方面へ登って行きました。ここまででけっこうバテました。
岡寺はパスして飛鳥寺目指して下って行く。
 

蘇我入鹿首塚と甘樫丘
(ここは飛鳥寺の後ろ側になります。)
 

実った稲穂と彼岸花
蘇我入鹿首塚から飛鳥川に沿って歩く




明日香スケッチ-3





彼岸花ん位接近して撮る。


 

弥勒石(みろくいし)
 

飛鳥川に沿って歩くと「弥勒石」がありました。

     この「弥勒石(みろくいし)説明板には・・・

 真神原の西を流れる飛鳥川の右岸に位置する石柱状のの巨石である。石には顔面もほとんどないが、わずかに目と口とみられる部分が細工されているだけである。阿弥石を拝むと下半身の病気が治るといういい伝えがあり、今も地元の人や周辺の人々の信仰を集めるとともに、「ミロクさん」と呼ばれている。
 

奇麗な色のコキアが沢山並んでいる。
甘樫丘のこの麓の道を歩いて飛鳥駅へ戻る。
 

近鉄の吉野線踏切を渡って、牽牛子塚古墳に着く  。
この近くに親友のお墓がある。
     この日のもう一つの目的は親友のお墓参りでした。また、この日予約なしに訪問した「画廊飛鳥」と牽牛子塚古墳については私のHPページ  ・牽牛子塚古墳迷い道(2015/09/29) をご参照ください。
久々に訪問した画廊飛鳥でオーナーの龍ちゃんと団欒&休憩。その後、帰路はいつも楽な「近鉄特急」です。しかし、コロナ禍で便数が少なくなっていて、大和八木まで行って近鉄の「伊勢志摩ライナー」に乗り京都へ。 
 

 伊勢志摩ライナーのデラックス車両、ラッキーと思ったが、ここはグループ専用車といわれ、通常の座席へ移る。
 

大和八木駅から乗ってきた近鉄特急「伊勢志摩ライナー」
17:20 近鉄の京都駅に着く。
 ※コロナ禍で旅など外出が制限されていて自宅にいることが多い。だから今日のように、ちょっとした日帰り旅ですが気持ちが晴れ晴れしました。