冬の愛宕参り
( 愛宕山 924m あたごやま )
2010・1・26

 衝動買いしたトレッキングシューズのデビュー兼ねて出かけました。
 京都駅から清滝行きのバスは本数が少ない。なんとか8時56発のバスに間に合う。京都市街を抜けて、観光名所嵐山から愛宕山への登山口がある清滝へ。清滝トンネルを抜けるとバスの終点清滝です。バス所要時間は約1時間なのに料金は270円と安い。



参道はバス停から一旦清滝川まで下って・・・



猿渡橋を渡って・・・



 数軒の家並みを過ぎると鳥居がある。道標には頂上まで4.2kmとある。前を行く同年の方は登山を兼ねて水のない山頂神社へ水(2リッターのポリビン4本)を運ぶという。もう一人の方は週3回清掃登山をしているという。自分の体だけでフーフー行っている自分とは大違いだ。


すぐにいきなりの急坂となります。
ついていくのがやっとです(ーー;)




ここ十七丁目には火燧権現跡
(ひうちごんげん)
雷に打たれた大杉と小さな祠が・・・・20分ほどの歩きで
もう汗びっしょり、ここで防寒服とセーターを脱ぐ。


登山道は広幅だがきつい坂道が続いている。




二十五丁石(町石)と地蔵
ここに「なかや」という茶屋兼宿屋があったそうです。
ここは清滝トンネル手前の大鳥居本(起点)からのから二十五目で、清滝バス停からの中間点ではありませんよと、ご一緒した方が教えてくれる。参道(全長五十丁)の丁石は鳥居本の起点(大鳥居)からつけられています。



まるで早春の感じでしょ

登山道にはこのような休憩小屋がいくつもあります。



ここ大杉明神のあるところは展望が開ける。
清滝バス停から約1時間かかっている。なんとか2時間で登れるかな。



大杉明神を過ぎるとこんな緩やかな道になる。



やがて平坦な道からのぼりになる。
展望が開け小屋もあって絶好の休憩場所だ。


写真右上のところからの素晴らしい展望
 ここからきつい坂道を一登りすると、水尾の別れ(休憩小屋がある)です。直進して下って行くと水尾の里(ゆずの里)に下って行ける。愛宕山山頂へはここで右折して急坂を登っていく。



水尾のワカレ(分岐)から
愛宕神社まで45分の表示がある。
参道はうっすらと雪が・・・・
急坂がつづいて、やがて黒門に出合う。



黒門
京口惣門とも呼ばれ、白雲寺の京都側の惣門です。愛宕山は江戸時代を通じて神宮寺の白雲寺が実権を握る神仏習合の山でした。しかし、慶応四年(1868)の神仏分離令によって白雲寺は破却する。黒門は白雲寺の名残の一つです。


黒門をくぐると広い石段となり
愛宕神社の境内になる。




社務所横のこの広い参道の突き当りに本殿があります。




この急な石段をの上に本殿があります。
寒さで休憩室へ。本殿写真撮り忘れました。
下記にある他の愛宕登山レポートご覧ください。

愛宕神社(あたごじんじゃ)


 全国に約900社を数える愛宕神社の本社として、京都市最高峰の霊山である愛宕山上に祀られています。古くより火伏・防火に霊験のある神社として知られ、また早くより神仏習合の山岳修業霊場として名高く、9世紀頃には比叡山・比良山等と共に七高山の一つに数えられた。

 本殿へ参拝した後、休憩所で暖を取りながらおにぎりを・・・
 外は−3℃の世界、まきストーブがありがい。
そこへ威勢のよい同年輩の方が大声かけながら駆け込んできた。Tシャツ、短パン、スニカー姿、すごい息遣い・・・なんと52分で駆け上がったという
ビックリした〜(@_@;)と言うと・・・
中学生ではまだ早いのがいるよ。
40分くらいだそうです。ほんとかいな〜
下山は登ってきた表参道を引き返しました。登り2時間、下山は1時間20分でした。
清滝バスにはちょうど京都行きのバスが待っていたが、帰りはJR嵯峨嵐山駅まで歩くことにして通過する。




清滝トンネルを抜けて振り返り写す。
 清滝トンネル(500m)は狭いので交互通行だ。バスが通過すると壁に張り付くようにしなければならないほどです。バス道から分かれて嵯峨野散策道を下る。すぐに愛宕寺がある、そのまま下って行くとすぐに大きな朱色の大鳥居がある。ここが鳥居本、愛宕山の表参道(五十丁・約く5.5km)の起点です。





大鳥居の前にある茅葺の平野屋、鳥居をくぐるともう一つ茅葺のお店「つたや」がある。

一枚だけなんとか早描きでスケッチする。
あとは寄り道しないでJR嵯峨嵐山駅へ。





愛宕山は何度も登っています。
愛宕山の登山ルートはいくつもあります。下記は今までに歩いたルートです。
レポートはリンクのあるものだけです。

@水尾の道
1998年2月:表参道から登って水尾へ下山

A表参道 4.2km(片道)
1999年1月初詣の愛宕山

B空也の滝から月輪寺経由の道

C高尾から首無地蔵経由の道

D愛宕山 2008年9月23日
清滝バス停から表参道で参拝