五個荘から低山歩きで帰る

 この日は今開催中の中路融人(なかじ ゆうじん)画伯の展覧会を見に東近江の五個荘町へでかける。JR能登川駅からバスに乗り換え五個荘町へ。ぷらざ三方よしバス停で下車、東近江観光協会で会場の場所を教えてもらい”白壁と蔵屋敷まっぷ”をたよりに展覧会場の近江商人博物館へ向かう。
(2013・6・1)





寺前・鯉通りで弘誓寺の前で
せっかく五個荘に来たのでまず一枚スケッチをする。





10分ほど歩くと近江商人博物館に着きました。


玄関を入るとマスコットの”てんちゃん”がお出迎え
  
 3階の展示会場でゆっくり中路融人(なかじ ゆうじん)画伯の代表作(日展作品を中心)の四季折々の情緒豊かなどこか懐かしい自然を描いた作品を鑑賞させてもらう。次に一階に降りて、画伯のスケッチ作品展示コーナーを見せてもらいました。私にはどちらかというと大作作品よりスケッチ画の方が好きだし参考になりました。、


 

歡峯館(かんぽうかん)
 変わった建物なのでちょっと足をのばして立ち寄りましたが「書道文化と世界を学ぶ博物館」ということで、絵の関係ではないし入館料金500円もいるので写真を撮っただけで引き返しました(^^;)。



八日市の箕作山(みつくりやま)
 近江商人屋敷のある場所まで戻って昼食をとったあと、スケッチしようと考えたのですが、先日近くの八日市へ来た時登った箕作山が集落越しに見えたことから、低山歩きをして能登川駅へ戻ろうと決める。
 
  
 能登川駅から近い猪子山から始まる繖山へルートは何度か歩いているので迷う心配はないが、今回はいつも歩いている猪子山の下山コースではなく初めてのルート「佐生日吉城跡のコース」を選択しました。

 下記はこのコース歩きの参考としてご覧いただけると山歩きの状況がわかりやすくなります。

JR能登川駅から繖山へ
   (2005.11.17)

低山歩きで五個荘・ひな人形めぐり
   (2008.2.22)





 

五個荘の金堂地区から20数分歩いて
石場寺の集落に入っていく。
 

その道路の突当りが石場寺の境内入口になります。

 


この石段を登っていくと右手に石場寺への道がある。
 


石場寺への道(分岐)
 


雨宮竜神参道
石場寺への道を通り越してさらに直進する。




石畳は細くなり、尾根道が近づいてくる。
25分ほどだがけっこう汗をかいてしまいました。
 



T字路の尾根道(繖山-猪子山縦走路)合流点でに着く。縦走路左手には大岩と雨宮竜神が見える。その先へ進むと繖山へと続きます。今回はJR能登川駅を目指すので、ここで道を左手にとって猪子山の北向岩屋観音を目指す。




 少し歩くとすぐに分岐があって、そこを左へ少し登ると樹林の間に展望がある。眼下のJR東海道線(琵琶湖線)を挟んで、繖山の山麓(左)と信長の居城跡のある安土山が見える。その向こうに近江八幡市の八幡山、さらに遠く比叡の山並みが見えている。
 


猪子山の頂上
 先ほどの尾根道の分岐からゆるいアップダウンを繰り返して35分。北向き観音の真上の猪子山に到着する。



この大岩(ご神体)鵺が猪子山の頂上です。
右手に北向き観音の屋根が見えている。
 
 


ご神体の大岩を背にした北向岩屋観音のお堂
 お堂の前のベンチに腰掛けて、汗を引くのを待ちながらしばし休憩。
 


 お堂前のスペースからは琵琶湖方面の素晴らしい展望が開けている。近江八幡市の湖岸にある長命寺山、津田山が見える。さらに琵琶湖を挟んで比良の山並みが見えている。
  




伊庭内湖の向こうに琵琶湖、その後方に湖西の比良山系が望める。
北向き観音の前のベンチに腰掛けてスケッチする。



 


林道の合流点からの参道石段
 ここははちょっと広場になっていて車を止められる。ここまで車で来て参拝もできます。
 


 いつもは林道でくだってしまうのだが、石段登り口の広場に「日吉城跡・佐生集落」への道標を見つけたので今回初めてこの道を選択する。どんな城跡なのか興味がわいてくる。
 


しっかりした道が続いているのでわかりやすい。
 


20分ほどで下ると日吉城跡の立札と石垣が現れる。



石垣の上に上がるとフラットで広い場所がありました。
その中央に「城跡」の石碑が建っている。
 
 


右手の鬱蒼とした樹林帯の中を下って、飛び出したのはこの川沿いの遊歩道先の大きな気が見えている所(佐生)に下りてきました。駅と反対側へ向かう尾根を下ったので、駅から1,6kmも離れてしまいました。
 


15:10 猪子山の登山道入り口の鳥居に着く
 写真では確認できませんが山頂に北向観音のお堂が見えています。能登川駅へはあと10分ほど・・・
 

つい先日の八日市へ行った時も同じようなスタイルで、帰り道は低山歩きでした(^^)。
まさに私のホームページのタイトルどおり
今回も「低山歩きとスケッチ」・・・となりました。