円山スケッチ散策と八幡山縦走
(滋賀・近江八幡市)
2017・3・28



水郷風景
  この日は絵友達の教室展を見に近江八幡市へ。その後、円山までバスで移動して水郷のある円山をスケッチ散策しました。広い葦原では葦焼の煙が見えていました。葦干し作業場を描いた後、同じ場所からこの水郷風景を描きました。その後円山集落をちょっぴり散策してから、いつものように低山歩き、近くの百々神社登山口から登って、水郷展望台→望西峰→北ノ庄城跡→八幡山と約2時間ほどの縦走道を楽しみました。水郷風景を楽しみ、春の草花の可憐なショウジョウバカマにも出会えました。以前に同じコースを歩いています。・八幡山縦走コースを歩く(2010・12)と・八幡山縦走 (2014・4)の山行報告もご参照ください。




円山バス停からすぐにある手漕ぎ和船水郷めぐり乗り場
ちょうど手漕ぎの船が一艘水郷めぐりへ出発です。


水郷めぐり乗り場からの円山と集落
左に葦干し作業場がある。


はじめて見る葦干し風景
想像していたより葦の背が高いなあ。


 水郷風景眺めていると・・・
和船に乗って水郷めぐりもしてみたくなる。
※「近江八幡の水郷」は平成18年(2006)に重要文化的景観第一号として選定されました。






葦干し風景
写真で葦干しの風景は見ていましたが、実際に見るのは初めてでした。
記念にスケッチさせてもらいました。





スケッチした所から少し行くと円山神社がある。
山の頂上まで続くかと思われる急な石段参道が気になる。


まずは探検兼てお参りしようと石段を登って行く。
振り返るとこんな眺めでした。
 石段の途中に寶珠寺の境内がありました。  


寶珠寺のお堂
 本尊の木造「毘沙門天像」は重要文化財です。そういえば圓山神社の鳥居左横に「毘沙門天王」の石碑が立っていたなあ。
 
寶珠寺の説明板
 

円山神社の社殿(左:巨岩を背負っている)と拝殿(右の建物)
円山頂上近くにある。はじめてお参りしたが、結構立派な神社でしした。

 ※後日知ったことですが、この丸山頂上には佐々木氏綱が築城したと伝えられている円山城があったと知りました。当日、社殿の左横に道が見えたので登って行きましたが、道が荒れていたこと、頂上は樹林に覆われているので展望もないだろうと引き返しました。



 この後、予定とおり、神社から円山バス停まで戻り、百々神社横の登山口を目指して舗装路を長命寺方面に向かう。


舗装路右手に見える円山と集落


途中にある近江八幡ユースホステル
古い小学校の校舎見たいでしょう。


百々神社の案内板が見えてきた。
 先月、この先の渡合からアプローチした奥島山(津田山)が見えてきた。


百々神社
 八幡山縦走路の登山口はの鳥居右横にあります。そこに下図の縦走路コースの案内板もあります。
 

縦走コースのポイントと所要時間が書かれている。

右はコースマップです。
赤ラインは今日歩いたコースです。
 
  


  11:45 百々神社からはすぐに急坂を登ります。約15分ほど歩くとこの標識があるショウジョウバカマ群生地に着きました。3分ほどという巡回コースを歩いてみました。
 

咲いていたショウジョウバカマ
オオイワカガミの開花期は4月~5月ということで、まだ咲いていませんでした。



 

先ほどのショウジョウバカマの群生地から約6分ほどでこの展望場所に着く。
円山集落の右手に西の湖が見える。その後ろに安土山と観音正寺のある繖山も見えている。



 


12:15 水郷と西の湖
西の湖後ろの低い山が安土城跡のある安土山、その右後ろが繖山です。
たぶん、ここがマップにあった水郷展望台だろう。



水郷展望台からいったん下って


植林帯の中を登って行く


植林帯を過ぎたら明るい道に、馬酔木が咲いている。 


12:30 標高278mの望西峰に着く
このピークは樹林帯の中で、展望はありません。



 望西峰からどんどん下って行くと眼下に、”お菓子のたねや”さんが昨年オープンしたという広いエリアの「ラ コリーナ近江八幡」が眼下に見えてくる。


12:43 鞍部の道標に着く
 鞍部まで下ると道標があり、左手に下る道があり、ヴォーリズ記念病院へ出る。今回は縦走目的なのでパスして直進、ここからまた登り道になる。


12:52 北之庄城「北虎口上展望台」に着く。
ここが八幡山縦走路の中間点とある。



北虎口上展望台からの西の湖の眺め
眼下には葦焼されたエリアが見えている。


 目の前に長命寺山、琵琶湖の対岸に頂上に雪をのせた比良山系が望める。



  

八幡山
 北虎口上展望台から少し行くと八幡山が見えてくる。頂上に豊臣秀次の菩提寺、村雲御所瑞龍寺の大屋根が見える。先客は山クラブの高校生だろうか、地図を片手に風景を見ながら先生の講義を受けてました。この縦走路の最後のピークが「八幡山」です。


 
馬酔木が沢山咲いている。


城跡らしい掘割の道を行く。
  ここから北之庄城跡を経由して急坂をいったん鞍部まで下る。
登り返すと八幡山頂上に着く。


 13:20 八幡山城の北の丸跡石垣直下に着く。この石垣のすぐ上に三角点があります。
 
八幡山城、西の丸跡
ここでやっと休憩、遅い昼食タイムとなりました。
 八幡山城は標高271.9mの八幡山山頂にあります。安土城が落城してから3年後、豊臣秀次が築いた城です。現在、本丸跡に秀次の菩提寺、村雲御所瑞龍寺があります。頂上の周遊コースを半周して八幡山ロープウエイの山上駅へ向かう。


八幡山頂上のロープウエイ駅
ここから駅の左にある下山道を下りました。


 
八幡公園の豊臣秀次公の銅像
 今回は日牟禮八幡宮への道途中で分岐して八幡公園へ下りました。秀次公は豊臣秀吉の姉の子として生まれ、秀吉の養子となり、18才で近江国43万石を与えられ、八幡山城を築き、城下町八幡を開きました。


14:10 小幡町のバス停から八幡山をふり返る。
 ここからバスでJR近江八幡駅へ帰る。
 
この八幡山縦走コースは以前にも歩いています。
以下はその時の山行報告です。ご参照ください。

・八幡山縦走コースを歩く(2010・12)

・八幡山縦走 (2014・4)