京都一周トレイル
東山コース
(第一部:伏見稲荷から蹴上まで)
2002・2・9(土)
曇り・小雨・時々晴れ間が顔をだす。

 インターネットを検索していたら偶然「京都一周トレール」が目にとまる。以前から一度行きたいと思っていたので、急遽プリントアウトして出かけました。
JR守山駅8:53発新快速→京都駅9:24発城陽行き普通→9:30JR稲荷駅出発。
伏見稲荷大社はJR稲荷駅からすぐにある。




京都一周トレイルの
東山ルート



R稲荷駅駅舎も
お稲荷さん色でした。




稲荷駅を下車したら
目の前に赤い大鳥居が・・・




表参道の100mほど先に
朱色の楼門がすぐ目に入る。



伏見稲荷大社の概要
 和銅4年(711)に秦伊呂が創建。本来は農耕の神であったが、中世以降商売繁盛・開運・技術向上の守護社としての信仰が厚い。全国約40000社ある稲荷神社の総本社である。境内にそびえる稲荷山は山頂まで奉納の千本鳥居が続いており、お山めぐり(4km・2時間)と称して巡拝する人が多い。
(Yahoo!トラベルから検索・転載)





千本鳥居
 まず御本殿にお参りして、奥社奉拝所へ向かう。朱色の鳥居が密集している千本鳥居(トンネル道が二つ並行している)を抜けて行く。ちなみにどちらの道でもOKですよ。一般には「奥の院」の名で知られています。この奥社奉拝所はお山を遥拝するところで、稲荷山三ケ峰はちょうどこの社殿の背後に位置しています。




奥社にある「うらない灯篭」 
 これは「おもかる石」の名で親しまれています。願い事を念じて、この灯篭の空輪(頭の石)を持ち上げ思ったより軽く感じたら願いが叶うといわれています。



奥社奉拝所に向かって左手にある鳥居の道を行く。ほんの少し行ったところに右手に「ほうこう瀧」という石柱がある。その山道から下ってきた人に聞くと瀧から「稲荷山」へ行けると教えてくれる。とりあえず稲荷山へ行きたいのでこの山道をとることにする。
 しばらく歩くと願掛けの絵馬(?)のある神社に出会う。竹林の静宮:神宝神社:願掛けの神社?
文学散歩:竹の下道
この細い道を進む、竹やぶのなだらかな道を(右端の写真)抜けると舗装道路に出た。




伏見桃山上が右手に・・






 いたるところに、それぞれ違う名前の神様を祭ってある場所に出会う。一筋の糸のような落ち水には滝の名がつけられていて、熱心な信者さんがお祈りしている光景にであう。白装束に素足で大きな声でお祈りしているのにはちょっと驚きました。
急道をしばらく行くと分岐に出る。ちょうど下山してきた人に道を聞くとどちらでも稲荷山へいけるとのこと、またここまで戻らずにトレイルの方に行けると聞いて安心する。とりあえず大岩大神と書いてある右の道を選択する。






大岩大神
 この大岩大神の左の道を山頂に向かう。ここからは鳥居もなく普通の山道だ。木々の合間から京都市内が展望できる。尾根を回り込むように進んでいくと再び鳥居の道に出会う。右へ下ると剱石とある。一の峰(上社)へむかうため左へ登る道をとる。途中先ほど分岐したところへ周遊する道があったが、今回の目標は京都一周トレールなので右へ、頂上に向かう。





この鳥居の道へ
上社がこの石段を登りきった右側に見える。


稲荷山の頂上にある上社

 稲荷山の三角点はわからないので諦め下山することにする。5分間間隔ぐらいで二の峰(中社)、三の峰(下社)とあり巡拝の起点の四辻に着く。




文章でルートを説明するのは難しいですね。
この略図は2008年に歩いてチェックしたものです。
(2012・3・1 ページに追記)

・・・・・・ 参照ページです。・・・・・

・稲荷山山頂から隣の三角点へ (2008・4・3)

・伏見稲荷大社から今熊野観音寺へ(2008・2・29)





11:06 四辻着




食堂の桟敷席から京都市内の展望

 四つ辻で正面の鳥居(写真上)をくぐるとすぐに分岐がある。そこに(左)東福寺、直進は泉涌寺とあったので躊躇することなく泉涌寺へむかう。細い道をどんどん下っていくと小川に出合う。橋を渡って右に山の中に入る道と、そのまま川に沿って左へ行く道でどうしようと迷っていると、ちょうど右手から下山してきた10人の山歩きのパーティに出会う。尋ねるとどうも四辻で道を出たところで道を間違えたらしい。パーティは稲荷山の三等三角点を踏んで下ってきて、これから東山コースを蹴上にむかうとのこと。お願いして同行させてもらいました。小川に沿って少し下るとコースの道標があった。ここからは住宅街の中を歩くことになる、注意しないと道に迷う。やがて宮内庁管理地区のカンバンがあり、まもなく泉涌寺にでた。

泉涌寺 (せんにゅうじ)

・概要 天長年間に弘法大師が草庵を立て、建保6年(1218)月輪大師が再興、泉涌寺とした。皇室の菩提寺でもあり、寺域内には15代にわたる天皇・皇妃、親王の陵が並んでいる。美人祈願で有名な観音堂の「楊貴妃観音像」は唐の皇帝幻宗が楊貴妃の冥福を祈り、彼女の容貌に似せて造らせたと伝えられる。塔頭に、赤穂義士の遺品がある来迎院(らいごういん)、カッコウの名所の今熊野(いまくまの)観音寺、那須余市の墓がある即成院(そくせいいん)などがある。毎年3/14〜16に行われる涅槃会(ねはんえ)では仏殿に大涅槃画が掲げられる。(Yahoo!トラベルから検索・転載)



泉涌寺の大門



仏殿

 泉涌寺で山歩きのパーティとわかれる。泉涌寺大門を過ぎてすぐ右折、道標にしたがい今熊野観音への道の下をくぐり歩いていくと、またまた街の中を歩くことになる。なんとか次の目印剣神社に着く。ここで左折して住宅街を歩くが道標が見つからず大いに迷った。滑石街道をちょっと入ったところで山道に入る。



上図の案内板と道標を参考に
1号線の下をくぐり清水山への山道に入る。


剣神社



山道と分岐
写真正面は清水寺への道。この分岐を右折将軍塚、山頂公園へ。
清水山への途中で
京都タワーが見えた。



京都市街の展望



比叡山


東山ドライブウエーの山頂公園からの展望



東山 山頂公園




公園からすぐにある大日堂です。
境内には将軍塚がある。下山は左手へ・・・


 一気に下ると三条通に出る。右へ上ると10分ほどで地下鉄蹴上駅ですが、せっかく京都へ来たので知恩院へ向かう。泉涌寺あたりで雨にあったがここまできたらすっかり青空になった。
知恩院の山門 円山公園 八坂神社



大谷祖廟:親鸞聖人の墓所




四条大橋からの鴨川



 これでやっと東山コース第一部が終了しました。
第二部:大文字山・桜門コースと第三部:銀閣寺・ケーブル比叡山コースはまたいつか歩こうと思っています。
→14:34蹴上着→知恩院、八坂神社、四条川原町からバスで京都駅へ。