青春18キップ
天橋立と伊根へ日帰り旅
天橋立(京都府宮津市)
伊根町(京都府与謝郡) 
2018・3・10
 青春18キップ二枚目は以前に友人の車で一度行っている「伊根の舟屋」を訪ねてみたくなり出かけました。普通電車の乗継旅はかなり時間がかかる。事前に往復ダイヤをチェックしておかないと帰れなくなる恐れがある。ゆっくり現地散策ができるように、早朝の5:53守山駅を出発しました。ルートは京都でJR山陰本線に乗り換え綾部へ。そこからJR舞鶴線で西舞鶴へ。ここからは18キップが使えない「丹後鉄道」に乗り換えて天橋立に着く。伊根へはさらにバスで1時間ほどかかる。到着はお昼頃になるだろう。この計画で伊根で4時間くらいは滞在できるだろう。




丹後鉄道の西舞鶴駅ホーム
 9:37西舞鶴駅発で天橋立行へ。料金は640円です。



丹後由良の海岸
 列車は由良川に沿って走り、丹後由良で若狭の海に出る。宮津を通って終点の天橋立に10:15に着きました。
 

立派な駅舎の丹後鉄道の天橋立駅
 さすが丹後観光の拠点駅だ。白砂と青松をデザインコンセプトとして、平成27年にリニューアルされたという。この中にある観光案内所で伊根の案内をもらい、バス便を確認する。しかし、予定していたバスは私のチェックミスでない。次の伊根行きは11:11発とのこと約1時間待ちだ。天橋立を歩いて対岸へは約1時間で行けると聞く。それに対岸の「元伊勢籠神社」前に天橋立駅11:11のバスは11:40に着くから、天橋立を散策して対岸へ歩いてもバスには十分間に合う。ラッキー(^^)。
 

・・・ということで、まずは近くの智恩寺に向かう。
 天橋立は約10年前にラフォーレ琵琶湖の「西国33ヵ所めぐり」バスツアーで成相寺に来た時に立ち寄りました。その時は天橋立を歩かずに観光船で12分ほどで渡りました。
その時の様子は・・・
「西国巡礼、成相寺と松尾寺(2007年7月)」
・・・をご覧ください。
 

智恩寺の山門は黄金閣と呼ばれてる。
 

多宝塔
 

本堂の文殊堂
 文殊菩薩を安置するお堂で、室町時代に創建され、”三人よれば文殊の知恵”で親しまれているそうです。
 

 文殊堂にお参りして、この先にある廻旋橋へ。
 

廻旋橋の上から見る阿蘇海(内海になっている)
対岸へ渡るフェリーはこの内海に就航している。
 

廻旋橋の先の大天橋を渡ると松林のつづく天橋立だ。
道標には「松並木終点まで2.6km」とある。



  

天橋立
松並木には式部の松、夫婦松、蕪村の松、千貫松などと名がつけられている。
進行方向左側が内海の阿蘇海、右側が宮津湾です。


 

天橋立は両側に松林がある歩きやすい道だ。
 

千貫松の名がついている松
  約40分で天橋立を渡れました。伊根行きバス(11:40)まではまだ半時間もある。
バス停を確認してから、すぐ近くの「元伊勢籠(この)神社」へお参りに行こう。
   
 元伊勢籠神社

11:40定刻通りに来たバスに乗って伊根へ。





12:10 バス停「伊根」に着く。
さっそく伊根町観光マップを参考に散策開始です。 
   
とりあえず伊根のバス停から左方向へ歩きだす。



   

舟屋が撤去された場所からから伊根湾を描く


   
 

  この●印のポイントを散策しました。
ただし、青島へは渡っていません。
 

漁協と青く澄んだ奇麗な海面
道の駅「舟屋の里」へ登って行く階段から撮る。
 

伊根湾全景が望める。
(道の駅「舟屋の里」から)
 

伊根湾の先端へ続く舟屋の町並み
 その先端に赤い燈台が見えています。ズームで写したのが右の写真です。


 灯台まではかなり距離がある。伊根町は散策者用に無料で使える自転車の置き場が何カ所かあリました。その自転車を借りて灯台を目指す。
 
 

舟屋を廃止している家も多い。

 
舟屋がなくなってこんな形の場所がある。
 

 スケッチポイント探しながら先端の灯台まで来たが、風も冷たく、寒くて描く気が失せてしまう。


 舟屋めぐりも遊覧船でなく個人でチャーターできる船もあるのだなあ。
 
 

舟屋の後側の道路、陸側には民家が並んでいる。
 左手前のお家は「舟屋めぐり遊覧船」を出しているようだ。「伊根浦散策用トイレ」のカンバンもある。ちょうどおばさんがお客さんの車を誘導していた。覗いていたら、舟屋見学をどうぞと声をかけてくれました。この車の奥は写真左下のようになっていました。
 

舟屋には小型のエンジン付きのボートがありました。
 

漁船は舟屋には入らないので、外に繋がれています。
   
 来た時に下車したバス停「伊根」をとおり過ぎ、伊根湾巡りの遊覧船乗り場へ続く舟屋の町並を歩いて行くと、町並の中に「地酒」のお店がありました。お店に入ってみると、観光客で賑わっている。試飲してみたかったけど混雑していたのであきらめ、地酒も買わないで出てしまいました。
 

舟屋の町並が切れると遊覧船乗り場だ。


 遊覧船乗り場の前には青島がある。
 

やっと伊根湾めぐり乗り場に着く。


 ちょうど遊覧船が戻ってきた。

伊根関連ページもご覧ください。

・丹後半島、伊根の船屋を見にドライブ 2000年5月5日

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  まだ時間は十分あるが、スケッチする気が失せたので、早々と引き上げることにしました。
早く引き上げる気になったのは、帰り道に天橋立の名所「股のぞき」で有名な傘松公園に登ることでした。
15:22 タイミングよく来た天橋立行きのバスに飛び乗りました。
約30分ほどでバスは傘松公園ケーブル乗り場に近い元伊勢籠神社前に着く。


さあ、  「天橋立・股のぞき」で有名な「傘松公園」と西国三十三観音霊場の「成相寺」へ急ごう。
 

傘松公園行きのリフトとケーブルカー乗り場
 

16:00発のケーブルカーで傘松公園へ向かう。



  

白砂青松のつづく天橋立
午前中は曇っていたが、午後は青空が広がって素晴らしい天橋立を展望できました。
西国三十三霊場巡りツアーで来た時はあいにくの雨だったので、リベンジができました。


 

有名な”天橋立”股のぞききポイントです。
 

成相寺の山門
傘松公園からバスで急坂を登って行く。10分ほどで到着
 成相寺の由来
西国第二十八番札所
 一人の僧が雪深い山の草庵に篭って修業中深雪のため、食糧が絶え餓死寸前となった。僧は「今日一日生きる食べ物をお恵みください」と本尊に祈った。すると堂の外に鹿が倒れているのに気づいた。肉食の禁戒を破って左右の腿をそいで鍋に入れて煮て食べた。
 やがて雪も消え里人たちが登ってきて堂内を見ると本尊の左右の腿が切り取られ、鍋の中に木屑が散っていた。それを知らされた僧は観音様が身代わりになって助けてくれた事を悟り、木屑を拾って腿につけると元の通りになった。これよりこのお寺を成合(相)と名付けた。開基は慶雲元年(704) 真応上人
(成相寺の案内より抜粋)
 

石段の先に本堂がある。
 

成相寺の本堂、高所なので雪が残っている。
 

平成五重塔
 

成相山頂からの天橋立
 

17:00 最終のケーブルに乗る。
 

帰りも天橋立を歩く。夕暮れやっと駅近くの智恩院寺に着く。
速足で歩いて、なんとか18:00発の西舞鶴行に間に合いました。 
復路も同じ経路で普通列車を乗り継いで午後10時半に守山に帰り着きました。