猪の鼻ガ岳から石楠花谷へ

2009・4・29
 滋賀県の日野町、鎌掛のホンシャクナゲが見ごろとのニュースを見てさっそく出かけてきました。せっかく行くのだからと欲張って隣接する猪の鼻ガ岳(508m)を先に登る予定で車で出かけました。





石楠花渓入り口

 自宅のある守山からは一般道を通って約1時間のドライブです。この一週間が見ごろとあって駐車場はほぼ満杯になりかけている。石楠花群落へはここからシャトルバスで行くことになる。



 車を止めて、舗装路を歩いて猪の鼻ガ岳の登山口がある鎌掛峠へ向かう。15分ほどで鎌掛峠にある宝殿林道に着く。






宝殿林道入り口(左の道)



林道入り口から右手に見える猪の鼻ガ岳(宝殿ヶ岳)



下図は登山ルートです。



今回歩いたルート



第1回目と第2回目のルート



前回の山行報告もご覧ください。秋色や初冬の山も良いですよ。

猪の鼻ガ岳(2002・11・29)・・・頂上手前で迷い敗退しました。

リベンジの蒲生野の里山猪の鼻ガ岳(2005・12・8)





宝殿林道




林道分岐からの猪の鼻ガ岳
登山口へは左の林道を進む。



鈴鹿の竜王山(825m)と綿向山(1,110m)
先ほどの林道分岐で右の道を少し行ったところかで振り返るとこの展望がある。
写真を撮ったと戻って登山口へ・・・・



林道沿いの植林帯に宝殿山登山口がある。
赤いテープと小さな看板が目印です。
(林道入り口から約20分)



登山道は植林対が続く





綿向山の展望
樹林帯の登山道で唯一の展望箇所です。



 登山道の途中で頂上への道は右へ。かなりの急登となります。上りきったら雑木林の尾根に出る。右に行きと頂上の三角点にたどり着く。



猪の鼻ガ岳山頂(三角点)
一人ならいま登って来た登山道を下山する予定でしたが、奈良から来たという男性と一緒に石楠花谷へ下ることになる。






登山道のあちこちに可愛いピンクのイワカガミが咲いている。




 頂上から先ほど登ってきたところまで雑木林の尾根道を戻る。このまま尾根を進もうとしたがふみ後も見つからず迷いそうなので、先ほどの急坂を下る。分岐で今度は右の道で上り返す。やがて見覚えのある道になってくる。第1回目のときしゃくなげ谷からここまで来て引き返している。どんどん登っていくとやがて林道に出る。少し林道を下って、見覚えのある下り道に入る。途中からかなり荒れいるが、薄い踏み跡があるので、木につかまったり倒木をまたいだりくぐったりしながら下ると小さな沢に出る。


以前に登ってきたときは枯れ沢だったが、水の流れがあり苔むした岩がごろごろしていた歩きづらい。だいぶ様子が違う、道を間違ったようだ。それでも方向は間違っていないので、二人でどんどん下っていく。




行く手を岩や倒木がさえぎる。なんとかルートを探しながらゆっくり進む。
やがて石楠花群落を散策する人が見てきてホッとする(^.^)。



  この登山道に出るはずだったのに)。今は入山禁止になっていました。沢が一筋違っていた・(ーー;)


下山して飛び出した谷川
向かってすぐ左手に以前のルートがありました。

飛び出したところは散策路の終点でした。さあここから鎌掛谷の天然記念物「ホンシャクナゲ」群落地だ。



ホンシャクナゲ




群生をデジカメで取ったが、目で見ているようには写っていない。
そこでアップでとった写真を下に貼り付けました。





  鈴鹿国定公園特別区にある「鎌掛谷のホンシャクナゲ群落地」は、日野町鎌掛の通称”石楠花谷”とよばれる標高250mの谷の山肌に約2万本のホンシャクナゲが群生している区域です。県内では比良や鈴鹿の標高の高い産地に自生している。高い山に自生するホンシャクナゲが石楠花谷のような低い山に群生するのは非常に珍しい。昭和6年に国の天然記念物にしていされた。




しゃくなげ池

無事にしゃくなげ池にたどり着きました。長〜い悪戦苦闘の下山でしたが、頂上から約1時間でした。
八重桜がまだ咲いている池畔の新緑の中で昼食をとって大休止。風がさわやかだ・・・
まだ午後一時過ぎだが、疲れもあって今日はスケッチはおあづけして一路岐路に着きました。