青春18キップの旅
2日目−2


木曽御嶽山登山
御嶽山の登山口の一つ王滝口(田の原)から登る。
(2012・8・28)

 8月28日、木曽福島駅からバスに揺られて1時間20分、王滝口(田の原)に着きました。ここは御嶽山の7合目です。高山植物の宝庫といわれる田の原天然公園があるが時間的に余裕がないのと、花の時記はもう過ぎている。 とにかくザックのほかの荷物を預けなくては登れない。食事やお土産を販売している観光センターがあったので、尋ねてみたら料金200円で預かってくれるという。ラッキー(^o^)丿 手続きをしてから今日の宿(ペンションしろがね)の場所を確認すると、なんと王滝村中心街よりずっと上の標高1500mにある。バスの往復割引券がかえって割高になってしまった(ーー;)。時間の余裕がないのにバタバタしてしまい貴重な時間をどロスしてしまいました。帰りの最終バスは15:45発、バスに間に合わなければ大変なことになる。いそいで出発する。




観光センター二階から見る御嶽山

標高3,067mの堂々たる山容だ。お天気に恵まれて王滝頂上・剣ヶ峰頂上(最高峰)までハッキリ見えている。




登山道入り口

10:15 大鳥居をくぐっていざ出発。パンフレットにはここから登り3時間、下り2時間とある。最近は体力低下で標準時間どおり歩けていない。ちょっと心配・・・




御嶽山の王滝口(田の原)登山ルート図
御嶽山といえば、最高峰の剣ヶ峰をいいますがこの山は五つのピークがあります。
今回はJR中央線からアプローチ条件がよいこの王滝口コースに決めました。




田の原登山口は標高2,180m、この高度からのスタートになります。



登山道からの御嶽山
正面に御嶽山を望みながら、まっすぐ延びて緩やかな砂利道を進むことになる。


登山道入ってすぐ右手にある
田の原大黒天


 砂利道の終点で右に遙拝所があるが余裕がないのでパスする。下山のとき時間が許せば立ち寄ろう。ここを過ぎると砂利道からすこし勾配がました山道となる。、



 15分ほど歩くと木段の登山道になる。振り返ると登山口の観光センターの建物が見えていが下ってきたように錯覚する光景だ。



大江大権現(2,380m)
わずか20分ほど歩いただけで汗びっしょり
何人かのグループが休憩している。



あかっぱげ
 約20分ほど歩きずらい木段道を登ると着く。 つけられた名前から想像できる光景だ。まだ40分ほどしか歩いていないのにもうバテバテ、水分を補給しながら小休止です。


金剛童子が真上に見えてきた(2,475m)
見通しのない、なが〜い木段道がやっと終わったら、今度は岩がごろごろ露出した登山道になる。どちらも歩きにくいよ〜


 金剛童子から振り返ると登山口の田の原は見えているが、その向こうは雲が出てきて展望が利かなくなってきた。ここでもどんどん追い越されて行く、なかなかピッチが上がらない。またまた小休止です(^_^;)。頂上にたどり着けるか心配だな・・・



王滝頂上はすぐ上に見えている。






金剛童子が小さく見えている。10分ほど登ったところから写す。変わりやすい天気、晴れたり曇ったり激しく変わる。下界は雲の中・・・

 11:28 標高2,530mの八合目の「石室」に着く。もう2時間を過ぎている。この調子だと3時間で剣が峰につくか、ますます心配になってきた。足も痛くかなりまいっている。



富士見台



九合目下

 ・・・ずっと見えている王滝山荘だが、なかなか近づいてこない。もうまるでカメ足になっている。15年前は駆け足で登れたのに(ーー;)。その時の様子は1997年9月28日の登山記録「木曽御嶽山の頂上は早や冠雪」をご覧ください。

やっと九合目だ・・・・
13:00 王滝山荘直下で
 なんとバスで一緒だった可愛い山ガールさんにここでバッタリ出会う。もう剣が峰頂上にタッチして下山してきたという。お願いして写真撮ってもらう。


 やっと、ほんとにやっとのことで王滝頂上にたどり着きました。冷えた缶ビールなど山荘で販売していたが、ゆっくりしている時間はない


王滝頂上の御嶽神社
剣が峰へは社務所との間を抜けて行く






雲がとれて雄大な剣が峰頂が間近に迫ってくる。
だが、王滝頂上からは25分はかかるという。
このさきは八丁ダルミです。右下が大きく崩れている。
時間を見ながら進むことに・・・・







歩きやすい平坦な所を進む。
「まごころの塔」その右先は大御神火祭場に近づく。



まごころの塔の向こうは王滝頂上です。

大御神火祭場の神々・・・

13:16 大御神火祭場まで来てみたが、残り時間もギリギリだし急登もになる。疲れもピークに達していいるので残念だが剣が峰頂上はあきらめざるを得ない。大急ぎで引き返えさねば・・・・



 登りは弱いが、下りはいつも駆け足でも平気だったのに。今日はかなり足にきている。でも一気に下らなければバスに乗り遅れる。時間があれば往路立ち寄れなかった「遙拝所」に立ち寄ろう。




15:16 御嶽山遙拝所に到着する。
ここまで2時間を要した。予定通りに下ってこれて一安心です。

お参りして、バス停に帰り着いたら13:30着。
あわてて観光センターに預けた荷物を受け取りに行く、なんとか15:54発の最終バスに間に合いホッとしました。今日宿泊するペンション「しろがね」にTelして聞くと休暇村と御岳キャンプ場の中間が近いのでバスの運転手さんに頼んだら止めてくれると教えてくれた。





御嶽高原を走るバスの車窓から写す。
カーブがつづく道からはよいアングルで撮影するのは難しい。

 しかし、バスに乗り込んでから”運転手にペンション「しろがね」近くで下してください”というと知らないという。そしたら同乗していた男性が知っているという。”名古屋市民「おんたけ休暇村」のバス停で降りたらよいですよ。自分もそこで降りるから”と聞いて一安心。バスは30分ほど御岳高原の曲がりくねった道を下って行き、30分ほどで休暇村バス停に着く。そこからペンションにTel、聞いとおりにバス道を下っていくとペンションの方が車で迎えに来てくれました。。



今夜の宿・ペンション銀(しろがね)です。


 ぺんしょんしろがねから森林の中を行くと白樺林の中に「銀河村キャンプ場」がありました。ここは御嶽山4合目(標高1,500m)の御岳高原に広がるサイトです。キャビンやバンガロー、テントサイトをはじめ、本格的な天体望遠鏡を使って夜空の観測を楽しめる「星の家」や、木工工作実習のできる「森林学習体験館」などの設備がととのっていましら。昼も夜もアウトドアライフが満喫できる自然体験ゾーンです。

 ペンションの方がキャンプサイトで「星空観察会(200円)」があるからというので参加してみました。「星の家」には大型天体望遠鏡が備えられいるが、今夜は月は出ていたが雲があって観察はできないとのこと。その代わりに「森林学習体験館」でスライドで疑似星空観察会となりました。解説する担当者の話はけっこう面白くてわかりやすかったです。


明日は朝食までの間、いつものように早朝散策&スケッチをしよう。
一日に3便しかないバス便、一番のバスはキャンプ場10:52発、時間は十分にある。
明日晴れるといいな〜 それではお休み〜(^_-)-☆


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・木曽御岳登山−3

御岳高原から王滝まで
(2012・8・29)