真夏の鞍馬・貴船歩きから宝ヶ池HonkyTonkへ
(2013・7・26)

 今日は行きつけのカフェ・ナチュレのマスターに誘われて京都の宝が池にあるHonkyTonk(カントリーミュージックの店)へ行く予定だ。カントリーフェスタは午後6時の開場なので、早めに出かけて夏の鞍馬・貴船をスケッチ散策することにしました。貴船は京都市街から外れた貴船山と鞍馬山に挟まれた清流沿いにある。秋は紅葉、夏は納涼「川床」で人気のスポットです。鞍馬へは以前、紅葉見物と鞍馬の火祭で行っているが真夏は初めてでした。



JR山科駅で地下鉄に乗り換え、三条京阪駅から地下道を少し歩いて京阪電車に乗り出町柳駅へ。
地上に出るとすぐに叡山電鉄出町柳駅です。タイミングよく発車間際の鞍馬行展望車に乗れました。
二両編成の列車内は満員でした。この大半の客は鞍馬ではなく一つ手前の貴船口駅で下車するのだろう。


予想した通り貴船口駅を過ぎると車内はガラガラ


貴船口から数分で終点の鞍馬駅に着く
 

 鞍馬駅を降りると土産物屋さんが並んでいます。暑さをしのぐため店先には打ち水がされている。



 この奥の山が鞍馬山です。石段の先に鞍馬寺の仁王門が見えています。まずはスケッチポイント探して道なりに右へ、鞍馬街道を進む。
 
 

鞍馬街道

この一枚を描いてから鞍馬寺まで戻る。
さあ、頑張って低山歩きで鞍馬山を越えて貴船へ行こう(^O^)。


 
 
仁王門前の食事処「雍州路」の看板が目にとまりました。



 このお店の名街道のあちこちに「と同じ「雍州路」という名が街道沿いに見かけました。鞍馬寺の受付入口で尋ねたら鞍馬街道の「古道の名(ようしゅうじ)」と教えてくれました。初めて聞いた街道名でした。

鞍馬寺の仁王門

 鞍馬山は約二億六千万年前、海底火山の隆起によって生まれたという。鞍馬寺が歴史に登場するのは宝亀元年(770)のこと、寺伝によれば、この年に鑑真和上の高弟鑑禎上人によって毘沙門天が祀られました。そののち延歴十五年(796)に堂塔伽藍が建立され、千手観世音も合わせて祀られたとある。
 


仁王門の受付(入山料200円)でもらった案内しおりからカット図とルート図だけを切り取ってアップしました。



黄のライン: 今回歩いたルート
赤 印   : スケッチした場所
青 印   : バス停

前回来た時は初冬だったので仁王門から由岐神社経由で九十九折れ参道を登ったが、
今回は汗かきを排除してケーブル利用の軟弱登山を選択しました(^^;)。
 

ケーブル山門駅
約2分ほどで多宝塔(右の写真)前に着きました。



多宝塔
 
 本堂の標高は410メートル
多宝塔からの山道歩きで汗びっしょりになりました。


 本殿金堂
三尊尊天をが祀ってあり、地下は宝殿となっている。
本殿前のこの場所はパワースポットになっています。
ここから奥の院を目指して山道が続く。牛若丸も修行に通うため歩いた道だ。



僧正ガ谷不動堂
堂内には伝教大師が刻んだとされる不動明王が・・・
 


不動堂の傍の大杉の後ろにある義経堂
源義経公を護法魔王の脇侍として祀ってある。
 
 

鞍馬の特徴でもある木の根道を歩いて




奥の院魔王殿
650万年前、金星より地球の霊王として天降り地上の創造と破壊を司る護法魔王が奉安されている。中の柵内に祀ってあったのは石灰岩が重なった磐座でした。
説明書き読んでもよく分らない話ですね(^^;)。
 
   
 奥の院魔王殿前は冷たい風が吹き抜けて気持ちがよい。ここで汗が引くまでゆっくり休憩してから
貴船まで一気に下る。 



 貴船の川床は夏の風物詩です。料理店や茶屋が川の上に座敷を作り、料理を提供しています。狭い道を挟んで20軒ほどの店が床を出していて京料理や流しそうめんを楽しむことができるそうです。自然が多く情緒溢れる床である。
 

鞍馬寺境内を出るとすぐに川床が・・・
 

狭い道の両側には食事処のお店が並んでいる。
 

貴船神社
 

とりあえずお参りしよう
 

貴船神社の本殿


 

帰り道食事処を覗いてみたが、さすがに日替わり定食のようにはいかない。また一人では寂しすぎる。諦めてバス停を目指す。


貴船の夏の風物詩、川床



**** 以下は参照レポートです。 *****

・鞍馬の紅葉(2011・12・2)

・鞍馬の火祭(2007・10・22)



貴船からは貴船口までバスを利用する。宝ヶ池へは叡電では少し歩かなければならないので
貴船口から乗り継ぎ連絡の地下鉄宝ヶ池駅行きのバスに乗る。
 


HonkyTonkの開場が午後6時、まだ3時間もある。池畔をゆっくり散歩、池に張り出した休憩所で小休止する。この暑さの中でも池畔を散歩、ジョギングする人も多い。

 

宝ヶ池国際会議場
休憩所からの眺めです。


  


正面は宝ヶ池国際会議場のビル、右手の山は比叡山です。
茶店でかき氷でのどを潤してから貸しボートの傍の木陰に座ってゆっくりスケッチを楽しみました。



宝ヶ池風景
 


木陰の水辺ではアヒルが散歩?
 
  


ちょっと早めだがHonkyTonkへ向かうことにする。
 ホンキートンクは地下鉄の駅から徒歩15分ほどのところで、宝ヶ 池乗馬クラブの中というロケーションの中にある「カントリーミュージック バー&クラブ」でした。この日はフェスタということで4つのバンドが共演、カントリーミュージックを満喫しました。もちろんいつも聞きに行っているナチュレのミニライブの常連、カントリー・オールド・ボーイズも参加していました。



このスケッチはライブ中にボールペンで描きました。帰宅してから着色しました。

 
 

ホンキートンクのお店は二階の建物です。

 

カントリーオールドボーイズの歌と演奏

   
 歌や演奏に合わせてカウガールズがダンスをする。初めて遭遇する光景でした。
カントリーフェスタは夜遅くまでつづく
昼は史跡や観光、スケッチもできた。夜はワイルド・ウエスタンの世界を満喫した欲張りの一日でした。