日曜写生会で淡路島の岩屋へ
2011・8・14(日)

 第二日曜写生会の8月度例会は淡路島の岩屋でした。今回もいつものごとくスケッチはちょっとだけ、レンタサイクルで海岸線走り回って土人のように真っ黒に、いや赤黒く日焼けしてしまいました。




明石海峡大橋と淡路島遠望
(JR新快速の車窓から)
 明石海峡大橋の下を通過してまもなく明石駅です。 守山からは遠く感じる明石ですが、新快速はとても便利、乗り換えなしで1時間40分(8時40分)で着きました。9時前というのに夏の太陽がギラギラ・・・


 JR明石駅から国道2号線の陸橋を渡って徒歩約3分で「魚の棚(うおんたな)」へ。

 この「魚の棚」の通は明石名物の鯛やたこなどの鮮魚、乾物・加工品までの販売店がずらっと並んでいる。それに名物「明石焼き」の店も朝から営業している。

 ここで一杯やりたい気分を振り切って「淡路ジェノバライン」の乗り場へいそぐ。9時00分発の船を逃すと40分も待たなければならないから・・・・。


タイヤイカ、腺魚類が並んでいる。


明石名物のくぎにやゆでダコも・・・



岩屋行き高速船乗り場



日曜日、それとも盆休みなのか
漁船が沢山停泊している。


 この先の細い水路から瀬戸内の海へ出ていく。遠方に見えているのがこれから向かう淡路島です。


明石港を出発、振り返って明石方面を写す。




まもなく明石海峡大橋が見えてくる。



近づくとやはり巨大だ・・・

 淡路ジェノバラインの高速船は船旅というには短すぎる13分であっという間に淡路島の北端の港「岩屋港」に着きました。

 早く来てゆっくり絵を描こうと出かけてきたが、同じ思いの絵仲間の男性と岩屋港で一緒になる。彼はまずレンタサイクルで江崎灯台へ行くという。スケッチポイントをまだ決めていないので同行させてもらうことに・・・。リッチな紳士は電動自転車(1500円/日)、私は体力信じて安い普通自転車(500円)を借りて出発。これが失敗もと、あとで大汗をかくことになりました。

 とりあえずもらった案内地図を頼りに国道28号線で江崎灯台を目指して走る。自転車を借りた岩屋港構内の「観光案内所」で”弁当を買うなら途中にある明石海峡大橋下の「道の駅」過ぎると買うところがないよ”と聞いていたので立ち寄る。ここには食堂や土産物、いろんな店があって朝から観光客で大賑い。生ビールにつられてここで休憩したら何処へもいけなくなりそうなので弁当だけ買って出発する。

 明石大橋から県道31号腺に入る。岩屋港から海岸沿いを約4kmくらい走っただろうか。緑の道しるべ・北淡町江崎公園に着く。案内があるのに灯台は見えない。この小公園内にあった案内板にはまだ先のような指示に読みとれたので、ふたたび県道に出て海岸線を走りだす。くだんの紳士はさらに先を走っているが、地図で確認するとやはり灯台をを通り過ぎている。少し戻ってくると小高い所に白亜の灯台が・・・・





緑の道しるべ・北淡町江崎公園から見える明石海峡大橋
この灯台は公園のモニュメントで本物ではありません。



 公園の右端に夏草に隠れた細い道がありました。そこを登って行くと石段があり、まっすぐに急な石段がつづいている。樹林の中だが暑くて汗が噴き出てくる。やがて小さな門があり「江崎灯台」とある。飛び出したところが上右の写真です。想像していた灯台のイメージと大違いの形に少し驚きました。いつもながら前もって情報を仕入れていないから仕方にですね(^_^;)。

 


灯台のある場所からの明石海峡の眺めです。


江崎灯台(裏側)
                          **** 江埼灯台 ****

 江埼灯台(えさきとうだい)は兵庫県淡路市(淡路島)江崎に立つ白亜の石造の大型灯台。この灯台は明治初期の大坂条約によって建設された5基の洋式灯台の最初の一つで、歴史的文化財的価値が高いAランクの保存灯台である。 「日本の灯台の父」とも呼ばれているイギリス人技師、リチャード・ヘンリー・ブラントンの設計です。

  ※1995年の阪神淡路大震災により被災したものの、修復がなされ建設当時の姿を残している。

ここで早めの昼食をして大休止、ガイド資料を見ながら次の行き先を考える。
 岩屋港でもらった「淡路島・サイクリングマップ」の中の岩屋港発着25kmコース「北淡路丘陵の風景を楽しむショートコースが目にとまる。なだらかな丘陵(標高差150m)を越えて、眺望を楽しんで東海岸に降りるルートです。自転車だからなんとかなるだろうとイージーな考えで出発する。



貝とりだろうか、
それとも魚を突いているのかな?

海水浴なんてもう記憶にないくらい以前の話です(^_^;)
大混雑の芋を洗うようなビーチではなく、ゆったりとした光景でした。

丘陵へ登っていく分岐の「野島大川」がわからず、近くで農作業していた人に聞いてみる。
どうもまだ先のようだが、”ここからも行けるけど自転車では無理だよ”と言われる。
山歩きは慣れているからと言って強引に自転車押して広いアスファルト道を登っていく。
だんだん高度があがって展望がよくなってくる。スケッチしたいなあと思ったが、この炎天下では無理だ。
かなり高度はかせいだけど、いっこうに県道に出会わない。
ポカリスエット2本も飲んだのにまだのどが渇く。もう熱中症一歩手前・・・
こんなところで倒れたら大恥さらすと、引き返すことに決める。
大汗かきかき苦労して登ってきたのに、下りはまるで一瞬だ。
自転車のブレーキがきかず、今度は冷や汗かいたけど無事に海岸線へ降り立ちました。
来た道を戻り、本来の目的を果たすため漁港に立ち寄る。





引き上げられた漁船。
 この絵はスケッチブックを見開いて描いたけど船全体がおさまらず、紙を継ぎ足しました。普通の風景ならどこで切れても、見る人にはわからないけど船の舳先が切れたら下手な構図とすぐにわかってしまいますね。右利きなのでどうしても左端から描いていくのでこうゆうことがよくおこります。



岩屋漁港もお盆休みなのか、港内ぎっしりと漁船が停泊していて描くのが難しい。





なんとか海と明石海峡大橋が見える所を見つけて一枚描くことができました。

これでなんとかスケッチ会に行ったといえますね。
まるで一日泳いでいたように真っ赤に日焼けしてしまいましたが
楽しい夏の思い出になりました。



下記は私のHPにある淡路島の関連ページです。どうぞご覧ください。

「青春18切符で淡路島へ」2006年12月18日

「野島断層と渦潮を訪ねて」2007年5月30日