大尾山まよい道
( 比叡山系北稜の主峰 標高 681m )
2015・3・13
 なたね梅雨というのか雨の多いこの春先、その晴れ間をとらえて湖西の低山・大尾山(おおおやま・おうびやま)へ行く。この山は「梶山」、童髯山(どうぜんやま)などの別名がありますが、参考にした登山ガイドブック(山と渓谷社)の山名をもちいました。この山は12年前にも登っていますが、今回は堅田駅からのバス便とタイミングが合わず駅から歩くことになりました。とりあえず大尾山の方向目指して適当に歩きだしました。




駅裏の住宅地から見える大尾山
 駅裏の道を西へ行く。10分ほどで住宅地を抜けると大尾山が見える。だが、その前の丘陵があり抜ける道があるかな・・・。
 

振り返ると琵琶湖大橋が見えている。
この道は左の写真のピンクの家の前を通っている広い道です。少し先で通行止めになっている。
 

 ここで正規の道はストップ、両側は春日山公園になっている。すぐ先には湖西道路が見えている。「通り抜けできない」という看板があるが、迂回する道はないので先に進む。

 

 湖西道路のガードをくぐると行き止まり、土手を這い上がりると側道がある。丘陵を横断する道はない。とりあえず右方向の坂を登ってみたが行き止まり。ちょうど着くし取りをしていた人に登山口のある滝寺への道を聞くと、湖西道路沿い雄琴方面へ行けという。
 

湖西道路
 雄琴、大津方面への道に沿って側道を歩く。右の丘陵地の森を越えてると、滝寺へ行けるまっすぐな道があるという。ショートカットを狙ったが失敗でした・・・(^^;)
 

側道を行くと琵琶湖大橋が見えた。
 山歩きに来たのに色気を出してアプローチで迷い道だ。この先まだハプニングがあるような予感がするが、とりあえず地元の人に教えてもらった道を行こう。
  

丘陵地を迂回すると教えてもらったとおりの直線道があった。
この道に沿った真正面が大尾山の山頂だ。
 

大尾山がかなり近づいてきたが・・・
右の送電線鉄塔の位置が大尾山の山頂だ、以前にスケッチ一度登っているのでよく分かる。
 

10:30 やっと山道に入る。
 

鬱蒼とした植林帯の中の急坂道がつづく
 

10:56 やっと植林帯を抜ける。目の前に白いガードのある車道が見えてきた。



 

 11:00 先ほど見えていた林道にでる。琵琶湖の東岸の三上山が樹林の間から見えている。歩いて来た道はここで終わっているので、方向的に大尾山は右なので林道を右へ歩くことにしました。
 

この沢道が大尾山へのルートでした。
 約15分ほど行くと右手滝寺への小さな表示札が見えた。その先にははっきりした道は見えず沢があるだけのように見える。滝寺に着くものと思い登ってきたが、その上に着いたようだ。反対側には小さな札があり「大尾山」とある。やっと正規の登山道に合流したのだ。
 

沢道を入ると植林帯の中

 一軒石がゴロゴロしていて登山道という感じではないが、ところどころに赤や黄テープが木の幹や倒木に着けてあるので登山道に間違いないようだ。一度登っているとはいえ12年も前なのでよく覚えていない。
 

倒木で荒れているが・・・
テープに導かれてなんとか登っていける。

 

 うっすらと雪が残っている。かなり冷え込んできた。このまま直登できそうだが、左の尾根に上がっていくようにテープは導いているので、それに従って左折する。
 

 しばらく登ると雑木林の尾根道に出た。少しすすむと視界が広がる場所に出た。だが大尾山の頂上からだいぶ左へづれている。
 

 視界が広がる場所から左方向を見ると大尾山頂上の近くにある送電線の鉄塔が見えている。その向こうに比良山が綺麗に見えています。


 

琵琶湖大橋方面の素晴らしい展望
 この先へ進むと再び樹林帯の中へ入る。それに大尾山頂上も展望はないので、ここで小休止してを眺めながら昼食タイムとしました。

 

休憩した場所から少し登ると縦走路に出ました。
道標に右:大尾山、左:仰木峠から比叡山へとある。
 

 前回、大尾山頂上へは行っているので、ここでは左折して仰木峠へ向かうことにしました。
 

 雪を踏みしめて10分も歩くと、登山道は林道に吸収されてしまう。そのまま日当たりのよい林道を行くと・・・

 

小野山への分岐
 15分ほど林道を行くと、樹林帯の中へ行く小野山への道がある。なんだか登って行く気がしなくて、林道でエスケープすることに決める。
 

林道から振り返る。大尾山からだいぶ歩いてきたなあ。


 

 先ほどの小野山への分岐から20分も林道歩きを続けているが、いったいどこへつながっているのか分からない。少し不安になってきた。
 

樹林の間から琵琶湖側が見えているので
たぶん大丈夫だろう。



 

 そのうちにこんな山小屋のある場所に着く。曲がりくねった林道を40分も歩いたことになる。案内板には京都信用金庫「絆の森」とあるが、地図も説明もないので、この先が何処に出るかわからないが、とりあえず道なりに進むことにする。
 

先ほどの山小屋から10分・・・、
やっと展望が開けた。ほっ(^^;)
 

飛び出した場所は上仰木の集落の近くでした。

 今日は適当にアプローチ、出だしからウロウロでした。
そんなわけで、予定していたコースを一部歩けただけの迷い道の一日でした。


※ 12年前に登って大尾山の山行報告をあわせてご覧ください。
・大尾山から大原の里へ 2003年5月9日

※ また今回下るはずだった仰木峠、その峠へ登ったときの山行報告です。
・奥比叡の横高山、水井山縦走 2010年12月17日