猿投山(さなげやま)
 第十二代景行天皇が伊勢国へ行幸した際、かわいがっていた猿の悪戯に怒り、
海に捨てられた。その猿が鷲取山に隠れ住んだことから猿投山と呼ぶようになった。


猿投神社から猿投山を越えて赤猿峠、瀬戸市の雲興寺へのコースは東海自然歩道です。

【日 程】2000年10月21日(土)
【山 名】猿投山(629m)
【天 候】晴れ
【メンバー】KEN
【地 図】5万地図 瀬戸、2万五千地図 猿投山、豊田北部
【ガイドブック】 名古屋周辺ワンデイ・ハイク(山渓)

 前夜雨のため滋賀の自宅に帰るのを1日延ばすことにした。幸運にも今朝はうってかわっての晴天。
帰宅途中でどこかの山を登って帰ることにしようとガイドブックを見る。何時も通る東名高速豊田IC近くに
猿投山という変わった名前が目に入り早速出かました。

7:30音羽蒲郡IC・・・・豊田IC・・・猿投神社9:00〜御門杉9:20〜9:45休憩所東宮10:10〜11:00猿投山
猿投山11:33〜12:28西宮〜猿投山球状花崗岩13:20〜14:12猿投神社
・・・・14:40猿投グリーン道路・・・
名古屋IC・・・・栗東IC17:00

  猿投神社の正門(左)と境内の社(右)

 カーナビのおかげで迷わず猿投神社に到着。登山の安全を祈願して、東宮へ向かう神社右の舗装道路を
200mほど行くと登山者用の駐車場(約30台)がある。ここは無料だしトイレも完備しています。右手には大
悲閣と観音堂があり紅葉の名所となっているが、まだ時期が早々。

 山頂へは猿投川の小さな流れに沿ったこの舗装道路を御門杉まで歩く。途中、昔陶土を粉砕するのに利用
されたトロミル水車が復元されている。この舗装道路は東宮、西宮の鳥居まで車でいける。
御門杉で左手の山道に入る。雨上がりでしっとりとしていていい雰囲気だ。一汗かいたころ屋根つきの休憩所
につく。一方向だが展望できる。大休止して朝昼兼用の食事をする。この時間下山してくる4,5人の登山者に
会う。ガイドブックの説明に、休憩所の背後に差投げ特有の黒雲母花崗岩とある。かなり風化してちょっと触って
もバラバラ崩れてしまう。岩石や地質のことよくわからない(^^);
  
         登山道と休憩所からの展望

 休憩所を過ぎると道が二分、右が東宮へ直接、左が西宮から御船石と原生林の自然観察路を経て東宮とガイ
ドブックにはあったが気が付かず舗装道路に出てしまった。道路を横断、ここには東宮お鳥居があり、知らないう
ちに東宮へ向かっていた。東宮のちょっと手前で西宮からの道と合流。

あとで写真見たらちゃんと分岐の道標が写っていた(^^);。右は東宮の鳥居

    東宮の社

 境内の左脇からちょっとくだり、大きな起伏のない尾根道歩きで雑木林の中の猿投山頂上に到着。ここで3人の
登山者に会う。瀬戸市の雲興寺から登ってきた人と談笑、東海自然歩道をテーマに歩いているが車利用なんで
残念ながらピストンするとのこと。登山道は荒れていると話していました。

           

   かえるに似た巨岩、右は猿投山の山頂

    西宮の社(左)    御船石(おふないし)の巨岩の上から小休止して展望を楽しむ

 下山は西宮経由にする。途中でであったご夫婦の人が七滝を見に行くというので同行させてもらうことにする。
しかし遊歩道はかなり破損していて危ないので滝見物は中止。元の登山道へ戻るのがつらいので広沢川に沿った
舗装道路を下山することにする。途中に猿投山の球状花崗岩という名所が地図にある。たいした事はないだろうと
思いながら立ち寄ってみたら今まで見たことのない綺麗な岩だった。


   菊石(クリックすると拡大画像が出ます)と七滝遊歩道入り口

 ここまでも遊歩道の破壊を見てきたが、ここから下るにつれ下の写真のように何処が道路かわからないほど
ひどい状態でした。

  復旧工事中のショベルカーと破壊された舗装道路。