
2014・9・21(日)
滋賀県東近江市
この日は今日からはじまる「滋賀県と姉妹都市であるミシガン州との芸術交流プロジェクト、【Art from the Lakes ー湖からの芸術ー】の展覧会」会場である愛知川の蔵元藤居本家へ行く途中、八日市の太郎坊宮(阿賀神社(あがじんじゃ))へ立ち寄りました。素晴らしいお天気にも恵まれました。 |
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参道の鳥居と太郎坊山(赤神山)
岩山の中腹にちょっと中国風の太郎坊宮の建物が見えて素敵な光景でしょう
本殿は頂上の岩稜の中にありますが、ここからは見えていません。
太郎坊宮が創始されたのは、約1400年前と言い伝えられています。聖徳太子が太郎坊宮へ国家の安泰と万人の幸福を祈念されたと云わっている。その後、最澄も参籠し、そのご神徳に感銘し、50あまりの坊を建立して太郎坊宮を守護させられた。又、多数の行者が集まり、修験道もさかんになったという。明治の神仏分離令が発せられるまで、神道・修験道・天台宗が相混ざった形態で信仰されてきました。 ご祭神は勝運の神と崇められ、商売繁昌・必勝祈願・合格祈願・病気平癒などのご祈祷に訪れる人が多い。太郎坊というのは神社を守護している天狗の名前で、ご本殿前の夫婦岩は神の神通力により開かれたという言い伝えがあり、古来より悪しき心の持ち主や、嘘をついた者が通れば挟まれると伝えられています。又、夫婦岩の名前の如く夫婦和合や縁結びのご利益もあるといわれている。(太郎坊宮のHPを参考にしました) |
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まずは石段の参道がはじまる所から描きました。
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上のスケッチをした所です。
さあ、本殿までの急な石段参道歩きの始まりです。
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成願寺
上の写真の石段を登ったところ、木々が茂っていて見えませんがこのお堂があります。石段の参道はこのお堂の左手にあります。 |
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石段参道の入り口です。 |

こんな急な石段が本殿まで続きます。 |
ここから続く急な石段の参道には鳥居が沢山奉納されています。この参道は昔から太郎坊宮のシンボルとして有名で、寄進され建立され続けているという。 |
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中腹の駐車場すぐ上からの眺め。
観光目当ての人や足の悪い人、ご老人はここまで車で来れます。しかし、本殿へはここから石段参道を登ることになります。 |
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龍神舎(後霊水)
ここが太郎坊山(赤神山)頂上への登山コースの入り口です。先に本殿にお参りするために通り越す。 |
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岩壁に張り付くように立っている拝殿の屋根越しの展望
正面の横長な山並みは頂上に古墳がある雪の山です。
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東近江市指定の天然記念物「太郎坊阿賀神社の夫婦岩」
阿賀神社の鎮座する赤神山(あかがみやま)をはじめ湖東平野に散在する山々は、中世白亜紀(およそ七千万年前)の火山活動でできたと考えられており「湖東カルデラ」と呼ばれている。これらの山々は「湖東流紋岩」と呼ばれる岩石で構成されており、湖東平野の特徴的な地形景観を形成している。火成岩は冷えて固まっていくときに収縮し「節理(せつり)」と呼ばれる規則的な割れ目が生じる。この夫婦岩は、節理に沿って割れ目が発達したものである。
(東近江市教育委員会の説明板より転載)
夫婦岩は神の神通力によって開かれたと伝えられ、
悪心のある者が間を通ると挟まれるといわれています。
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石段の先が夫婦岩です。
今回写真撮ったはずが映っていませんでした(^^;)。
これは2002年のレポートのものです。
この夫婦岩を抜けたところに本殿があります。このそそり立つ夫婦岩の間、人一人がやっと通り抜けられる狭い割れ目を抜けると、正面に本殿が現れます。左側は展望のよいプラットホームになっています。 |
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太郎坊宮の本殿
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本殿でお参りしてから 龍神舎(後霊水)までくだって、赤神山を目指しました。 |

赤神山への登山道でであった山崩れヶ所です。
登山道は迂回するように造られていました。 |

赤神山への分岐(道標)

赤神山頂上での記念スナップです。
一人では写真が撮れなかったので
10年前のものを貼り付けました。 |
赤神山頂上からの展望
頂上には先客のご同輩が一人おられました。その方は岩に腰掛けてじっと空を見上げている。何をされているのですか?と聞くと、ここは鷹の通り道なので、その観察に来ているという。そろそろ午前11時、鷹が見られるかも・・・との返事でしたが、私がスケッチしている間には見られませんでした。 |
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じっとしていると涼しいが、ここまでの山道でっけっこう汗をかきました。汗を引くのを待っている間を有効利用してこの絵を描きました。 |
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------- このコースの詳しい山歩きは下記ページをご参照ください。 -------
・箕作山(みつくりやま 標高372m)ハイキングをご覧ください。
(滋賀県東近江市 2013・5・20)
・船岡山から箕作山、太郎坊山(巨岩の露頭する信仰の山)
2002・4・29
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