青春18キップで敦賀・小浜日帰り旅
(2012・8・19)

 いつものように早朝に眼を覚ます。窓を開ければ涼しくて気持ちがよい。一面青空が広がっている、急に何処かへ出かけたくなる虫が騒ぎだす。長野方面へ行くにはちょっと遅い。この前は明石へ行ったので、今日は日本海側の小浜を目指そう。列車時刻や地図などを検索しているともう7時を過ぎていた。なんとか7:48の米原行きの快速に間に合う。米原で敦賀行きの普通電車に乗り換え、北陸線に入る。




朝の伊吹山
長浜の手前(8:40)



余呉湖通過
(9:04)



9:17 JR敦賀駅着
 東舞鶴(小浜線)行は10:44発。この待ち時間を利用して市内を散策しよう。思い出せば以前来た時も同じことをしたなあ



敦賀市内のメイン通り
 ここは滋賀栗東から北陸へつづく国道8号線です。道路案内板に、京都99km、大津86km、長浜48kmとある。

 前回は知らなかったが、駅前の案内板で「旧敦賀港駅舎」が見にとまる。バスで行くとスケッチする時間ができると思い、ちょうど止まっていたバスの運転手さんに聞くと、30分待ちだという。敦賀はバスの便が悪いのですみませんと・・・これでは1時間以内に帰ってこれそうにない。前回と同じコースで港まで歩くことにする。



気比神社
ここは15分ほどで着きます。今回はパスして港へ。



敦賀港に着く(9:50)。
残り時間は50分ほど・・急がなくては





敦賀港の風景、右が今回初めて見る「旧敦賀港駅舎」です。



旧敦賀港駅舎(敦賀港鉄道資料館)



旧敦賀港駅舎内の展示

 旧敦賀港駅舎:かっての欧亜国際連絡列車(新橋〜敦賀港駅〜ウラジオストク〜シベリア鉄道経由ヨーロッパ)の発着駅として、多くの人々や文化を運ぶ重要な位置を占めていた金ヶ崎駅(のちの敦賀港駅)舎を再現したものです。館内は敦賀港や敦賀の鉄道の歴史を紹介展示しています。見学終わったらもう10時10分、タクシーも走っていないしバスの便もない、慌てて駅へとんぼ返りしてなんとか小浜線の東舞鶴行に間に合いました。あせびっしょり(^_^;)



小浜線の車中での出会い(^O^)。
 発車前ギリギリに乗り込んだ2両連結の普通電車は満員状態、ラッキーにもなんとか座ることができました。向かい側に若いカップルが、手に持っている「スタンプでめぐる鉄道の旅」という本が興味を引く。声をかけてみたら快く見せてくれて駅巡りの話をしてくれました。このスタンプノート持って駅巡りはじめて現在3年だが、まだもう少し残っているという。JR西日本路線で550駅あるそうです。

スタンプノートの表紙
 このページは高山本線「越中八尾駅」のページ(左)です。もうすぐ人気の「おわら風の盆(9月1日〜3日)」なので記念に写真に撮らせてもらいました。

お二人とも小浜で下車するという。旅の話をしていたらもう小浜駅、
1時間はあっという間でした。思いがけない出会い、いろんな趣味があるなあ。



11:50 小浜駅着


ちょうど小浜行きと東舞鶴行き列車が行き違う。


ミラーに映った電車とSL時代の給水塔



JR小浜駅


 まず、駅前の観光案内所で小浜市の案内地図やパンフレットを入手して、それからレンタサイクル(4時間500円)を借りる。

 とにかくどこかスケッチできるところを探そう。まずは駅前からまっすぐ進む162号線を走って海が見えるところまで行こう。地図で見ると距離は約1.5kmくらいかな、すぐに南川に架かる大手橋に着く。

右の写真は大手橋手前から小浜湾を展望しています。
手前に見える近畿自然歩道の道標には、小浜城跡まで0.2km、とある。以前に一回来ているので見覚えがある。橋を渡ったすぐのところに樹木が茂っている所が小浜城跡のはずだ。




天守跡の石垣、こじんまりした小浜城跡です。


城跡にある小浜神社



天守跡から望む小浜漁港です。





大手橋から少し下流へ、小浜湾はすぐ近くだ。
写真左手が漁港内(下の写真)です。





小浜漁港全景



平成の名水百選「雲城水」





 小学生の男の子がスケッチしていたので覗いてみる。なにを描いているかと思ったら漁港のすぐ横の名水「雲城水」でした。わき出ていた水はとても冷たくて美味しかったです。夏休みの宿題だといって頑張って描いていました。風景ばかり描いている私には思いもよらないモチーフでした。


次は小浜漁港の反対側にあるフィッシャマンズワーフへ昼食を兼ねて立ち寄る。
 ここは鮮魚の販売からお土産、寿司屋、レストランがあり蘇洞門遊覧の乗り場にもなっています。まだ夏休み、それも日曜日というので大賑わいの店内でした。蘇洞門(そとも)とは、福井県小浜市の、内外海半島にある海岸景勝地で全長は6kmに亘り一帯には洞門、瀑布、断崖が見られる。若狭湾国定公園の景勝地です。以前に遊覧したときのページをご覧ください。・若狭の蘇洞門から周山街道・美山の萱葺屋根の里ドライブ  2000・6・18


フィッシャマンズワーフ


蘇洞門遊覧の乗り場


フロアーでは箸の模様出し体験(300円)
方 法はしごく簡単です。ヤスリで表面を擦ると色んな模様がでてきます。若狭小浜は全国の箸生産シェアーが80%だそうです。


季節御膳
なまがきが食べたかったので・・・・
美味しかったです。




フィッシャマンズワーフで食事をしながら、小浜のガイドで次の行き先を決める。
このまま海岸沿いを走って、海水浴場(ビーチ)から小浜公園へいこう。
そこから古いたたずまいのある三丁町と常高寺を見て回ることにする。



小浜湾の風景



海岸沿いにある人魚像
(マーメイドテラス)


海水浴場になっているビーチ




ビーチの終わりにある小浜公園から古い町並みの中へ。
まず、浅井長政とお市の二女・お初の菩提寺・常高寺(常高院墓所)へい行ってみよう。
お初は昨年のNHK大河ドラマの「江」で見たなあ
さて、どんなお寺だろうと思いつつ・・・・


常高寺の山門


常高寺の境内と本殿(左端)

けっきょく、常高院墓所へのお参りもせずに写真を撮っただけでした。



三丁町


中心部に位置する小京都の風情が残る茶屋町。
狩猟町・柳町・寺町の三つの総称です。


庚申さんのお守りが軒先にぶら下がっている。・・・・
こちらの庚申堂は、若狭小浜藩主・酒井忠勝の娘が子息の武運長久と無病息災を祈願して建立しました。我がふる里「奈良町」にもあるおなじみの光景です。




高島歯科
1925年に建てられた西洋風建築
国の登録文化財になっています。


八幡神社
本殿・拝殿ともに明治期のもの

真夏の太陽の下、自転車で小浜市内を巡ったが体力消耗でスケッチする元気
が出ませんでした。日陰がほとんどない真昼間の行動には限界がありました。
・・・・ それで予定よりちょっと早めの帰宅となりました。





美浜あたり
小浜線の車窓から


紅の伊吹山(長浜あたり、車窓から)
今日は一日天気が良くて往復で見れました。




[ 関連ページ です。ご参照ください。]

・青春18切符で若狭の敦賀、小浜へ 2006・12・23
今回と同じコースですが、すこし違った場所を歩いています。

・若狭の蘇洞門から周山街道・美山の萱葺屋根の里ドライブ  2000・6・18
今回の若狭フィッシャマンズワーフが接点です。