愛宕参りから水尾の里へ
愛宕山(あたごやま) 標高924m
(2014・2・4)

 今日の天気は曇りで暖かい、これでは愛宕山も雪はないだろう。それでも念のためアイゼンを持って出かける。7:01初の新快速に乗るためJR守山駅に急ぐ。所が駅に着いたら濃霧のため5〜10分の遅れがでている。とにかく来た電車に乗ったが、安全運転ということでスピードダウンして走行している。これでは計画していた清滝行きのバスに間に合わないかも・・・。結局次のバスで9時過ぎに登山口のある清滝に着きました。 9:11 さあ、往復5時間の山登り開始です。




清滝バス停から下って愛宕登山口へ。
霧がかかっていて山は見えない。


いつもながら登山口からは急坂がつづき
はやくも息切れが・・・・


この清滝からの登山道(愛宕参道)は何度も歩いているので詳しいことは省略します。
詳しい登りの道案の状況は「冬の愛宕参り(2010・1・26)」と
雪の愛宕さん初詣(2011・1・4)をご参照ください。





茶屋跡の小屋が見えてくる。
急坂にあえぎながらスローペースの歩き



五合目の小屋(休憩所)
いつもながら、ここまで70分かかっている。



大杉明神
 5合目小屋を過ぎるとスギの巨木を囲んで赤い柵がある大杉明神のフラットな場所に着く。



大杉明神の所は展望があるが
きょうは霧の中・・・・





水尾のワカレの休憩小屋から愛宕山の参道を見る。休憩兼ねてオニギリ一個をお腹に入れる。ここで清滝から3/4の道のりを歩いたことになる。



愛宕神社境内への入り口の黒門も
霧にかすんでいる。このあたりまで来ると
いつも雪があるのだが・・・・・




社務所のある広場まで来ると
ますます霧が濃くなって視界が利かない。




境内の奥にある愛宕神社への石段。
この先にある門もガスがかかって見えない。

石段を登って本殿へ参拝。すぐに戻って愛宕山の三角点を目指す。


道標のある分岐
 この分岐から右下へ下ると空也の滝から清滝へ戻れるが、三角点目指して直進する。




道標のある分岐
 さらに直進して愛宕山頂上(三角点)を目指したが、ますます霧が濃くなってくる。これでは頂上へ行っても展望がないだろうから愛宕神社へ引き帰す。
   


 30分前まではガスがかかり霞んでいたのに下山する頃には水尾のワカレの小屋がよく見えている。


水尾のワカレ(分岐)を右へとり、水尾の里へ





 スギの植林帯野中をを過ぎるとこんな雑木林の道になる。下りがつづき膝ががくがくする。



・・・と思う間にまた薄暗い植林帯に入る。
こんな繰り返しがつづく




13:00 1時間で水尾の登山口に着く。
 後方の山はいま下ってきた愛宕山です。愛宕登山道はガードレールの切れ間から左へ入って行きます。



水尾の中心地?の納経の建物
薄暗い店内を覗くと雑貨が並んでいる。
水尾は山肌に張り付いた村里なのだ。




 JR保津峡駅までは約4kmある。疲れたので水尾自治会が運行するマイクロバスに乗ることにする。発車は14:25、後一時間ほどあるのでスケッチしよう。




ここは写真上右の「京都市農協の向こう側から描きました。
バス停はここから約200m下方にある。
集落を散策しながらバス停へ向かう。

柚子の里・水尾

 水尾は山城と丹波を結ぶ要所にあり、早くから開けていた。東の八瀬・大原に対し、西の水尾も大宮人にはよく知られていたらしい。源氏の祖先、清和天皇は退位後、水尾に住まわれ、この地を終焉の地と定められた。水尾は千有余年の歴史や風俗習慣が今も残っている。
 また、水尾は山林が大部分で、耕地は少ないが各種果樹が繁り、四季を通じて産出したが、現在は柚子と梅が特産物とされている。柚子風呂、これは古くは聖武天皇が冬至の賀に始められ、身を清め邪気を払い、心身ともに清浄化するといわれている。現在でも十数個の家で入れてもらえます(要予約)。



愛宕山遠望




 思い出した。右のこの建物は15年ほど前にお世話になった柚子風呂と地鳥の水炊きをいただいたところだ。懐かしい。






水尾の里を散策しながらバス停へ下って行く



ここは京都市右京区だが自然がいっぱいだ。





バス停にはマイクロバスが待っていました。料金250円、約15分で保津峡駅へ送ってくれる。





今日歩いたルート

水尾から登ったレポートもご覧ください。
・柚子の里から愛宕山へ(2005・11・30)
このときはロングコースでした。
愛宕山から首切地蔵、空也の滝を経由して清滝まで歩きました。







JR保津峡駅




駅の真下には保津川が流れている。


 JR山陰線の普通列車は1時間に3本あってあんがい便利だ。しかし駅が川の上なので風が吹き抜けて寒い。早く帰って自家製柚子風呂で温まろう。