湖南アルプス
迷い道の堂山登山
(滋賀県大津市田上)
2017・6・22

 思い立って湖南アルプスの堂山へ登ってきました。標高はたったの384mです。この山は何度も登っているが羽栗からは登ったことがない。さあその顛末は・・・・




12:45 里バス停で下車
JR石山駅から湖南アルプス登山口行きで約30分です。


毛知比神社
里バス停からすぐに見えている。
毛知比神社(もちひじんじゃ)  
 祭神は日本武尊。伝えでは天平宝字元年(757)、瀬田の建部大社の別宮としてまつられたのが始まりという。この時、日本武尊と保食神(うけもちのかみ)をまつり、地元の人々が餅をついて献上したことから、もちいの宮と称されたのが社名の由来と伝える。



 

毛知比神社に参拝してから境内を通り抜けると天神川が流れている。その橋の上から堂山です。
堂山は岩肌が露出している独特な山容をしていて一目で見分けがつきますよ。


 

森の集落
炎天下、羽栗の登山口を目指してバス道の舗装路を行く。
ここは何度も車で走っている所で、一度描きたいと思っていたスケッチポイントです。
この日は登山優先、時間もないので写真に収め、帰宅してから描きました。




集落の後ろに堂山が・・・
 登山口のある羽栗バス停から集落の中へ、そこでちょうど出会った地元のおばさんに堂山の登山道を聞く。子どもの頃はここから登ったことがあるが最近は歩かれていないから道が消えているかも・・・との返事。


13:10 須賀神社
 そのおばさんにこの須賀神社まで案内してもらう。以前堂山からここへ下山した時の記憶が残っている。この神社境内の右側に沿って川があり、その川に沿って入って行くんだよと教えてくれました。


境内からフェンスの扉を開けて川に沿った道に入って行く。


最初は道が見えていて黄色のテープに案内される。


川を二度ほど渡渉・・・


山道に入って約10分、ここまでは道が見えていたが・・・


 すぐに薄暗い樹林帯から抜け出して明るいブッシュ帯になる。ここからは踏み跡がない。やはりほとんど歩かれていないようだ。
 


 ふり返ると高度も上がっている。こんな展望があり、自分の位置を見失うことはない、道がないだけだ(^^;)。


 13:33 頂上は見えているが、道探しと暑さで疲労、なかなかペースが上がらない。ルートを探しながらのヤブコギはまだまだ続きそうだ。


14:22 さらに高度があがって展望が開ける。こんな露出した岩があちこちにあり、地面は滑りやすい砂地で注意がいる。
 


14:31 何度かピークを越え、やっと頂上が間近になる。滑落しないように足元に注意をしてもう一頑張りだ。


14:40 やっと頂上に着きました
頂上は周囲に展望はあるが、岩に囲まれた狭い空間です。



 

頂上からの琵琶湖方面の展望
この眺め、素晴らしいでしょう。
トンビだろうか、大きな鳥が気持ちよさそうに飛んでいました。
ゆっくり昼食&休憩としたいが、もう午後3時前、急いで下山した方がよいのであきらめる。



堂山頂上からの下山は道のはっきりしている鎧ダム経由で迎不動へ下るルートを選択しました。
  

このように花崗岩が露出しているのが湖南アルプの特徴です。
地面も花崗岩が風化して滑りやすい砂地です。


 堂山頂上は左端、アップダウンを繰り返して下ってきたルートを振り返る。


わがホームタウン、近江富士が見えている。
ここまで頂上から約30分です。


先ほどの所から約10分、登山道はこんな樹林帯に入って行く。


さらに進むと水の流れているこんな道になる。
 

先ほどの山道から約10踏んでここに出ます。
ここはこの先にある鎧ダムでせき止められたダム湖ですが、水が流れているだけの砂地の広場になっています。
 

15:36 広い砂地の先、鎧ダムの黒い壁が見えてきた。
 

鎧ダムからはこんな岩がゴロゴロある川沿いの道となる。
 

川を渡渉して山道は続く
この先に右の写真のような小さな滝がありました。
 
   
  川に沿った急な坂道をどんどん下って行きます。


迎不動


天神川の流れ
  右上の写真:降り立ったところで天神川に出合う。飛び石を使って渡渉して迎不動のある舗装路へ。
ここから天神川を右に見て。湖南アルプスバス停まで舗装路歩きがつづきます。


この先、家が見えている先がバス停です。


やっと「湖南アルプス登山口」のバス停に着きました。




赤ラインが今日歩いたルートです。

バス停「里」→羽栗→須賀神社→堂山→新免分岐→鎧ダム→迎不動→アルプス登山口バス停




****** いろんなアプローチの以前の山行報告もご参照ください。******

「湖南アルプスの低山、堂山」 2004・1・12

・湖南アルプスの低山、堂山(2) 2008・5・6

・源内峠遺跡から湖南アルプス堂山へ 2012・5・28