夏の繖山
(きぬがさやま)
別名:観音寺山
(滋賀県近江八幡市安土・東近江市)
2017・8・12
 この夏は強烈な暑さ、エアコンつけて涼しい自宅でのゴロ寝から脱出して、ちょっぴり運動のため近場の低山、真夏の繖山に登ってきました。



繖山からの展望
 眼下に安土城址のある安土山、その向こうに西の湖、さらにその後方に長命寺山と津田山が見えている。遠景には琵琶湖と比良山系とすばらしい展望を楽しみました。



 安土文芸の郷、安土城考古博物館の駐車場に止める。いつもならここからすぐの登山口から登るのですが、今日は正規の登山道を歩こうと、山裾の道、近江風土記の丘を歩いてアプローチしました。


繖山登山口
駐車したところから約7分でここに到着する。




登りだすとすぐに石の鳥居と小さな社がある。その社には”海上安全”と刻まれている。海とは琵琶湖のことなんだろうか・・・。

 

少し進むとこんな石造が・・・
三体の仏が刻まれている。


登山道は樹林帯の暗い道がつづきます。


この登山道には西国三十三観音霊場の石仏も・・・


さらに樹林帯の中を行く。
 


登山口から約30分、いつも登ってくる道が右から合流してくる。


 

11:23 合流点から少し行くと、展望があり、眼下に「安土文芸の郷」と「安土城考古博物館」が見える。
後方左の尖った山はホームグランドの近江富士(三上山)、中央やや右には比叡山が見えている。




11:27 桑の実寺への分岐が見えてくる。登山道は直進、西国三十三所の石仏はこの寺につづいているようだ。


左手には能登川方面の展望がある。
繖山頂上からこの稜線歩きは何度かしています。

 

登山道は急登となってくる。
 

 再び樹林帯の道、頂上までこんな急登がつづきます。



 

頂上直下からの展望
今登ってきた登山ルートが真下に見える。その向こうにつづく低山は安土山です。
このページのトップにアップしたスケッチはこの景色を切り取りました。



 

12:03 繖山頂上に着く。
ここから能登川への稜線歩きか、観音正寺と観音寺城跡めぐりができますが
今日は初めての道、須田不動の滝を経由して須田集落へ下山することにしました。
写真左端にその道標が見えています。


 

須田不動への下山道はあまり歩かれていないようだ。道は急な上に荒れていて注意が必要だ。
 

須田不動の滝への道標
いきなり暗い樹林の中の道となる。






慎重に下山していく。
眼下に巣だの集落が見えている。
青色のびわ湖面がとても綺麗でした。


下山途中には紅葉したもみじが・・・




 道を間違えないように、転ばないように気を使いながらの下山でしたが、この鉄塔の所からはやっとはっきりした道となりました。
   
  鉄塔を過ぎると樹林帯の道となる。やがて谷川のせせらぎの音が聞こえてきて、不動の滝が近づいてきたことがわかる。


樹林帯の道から飛び出したところに道標が…
ここは今年の1月に積雪した道を不動の滝まで登ってきて見た場所だ。その時の様子は・雪歩きがしたくて安土の繖山へをクリックしてご覧ください。




不動の滝への道標
ここを下るとすぐに滝のある境内に着きます。


不動の滝
この滝は行者場になっているのだろう。
ここからは半年前に歩いている道だ。



13:17 下り切った須田集落から繖山を振り返る。右端のピークがさっきまでいた繖山頂上です。
稜線の一番低い所が、五個荘町への山越の道、地獄越えです。
 
**** 繖山参考レポート *****

※今回、不動の滝へ下る道を選んだのは、
・今年の1月、積雪の中不動の滝から地獄越えをしたとき、繖山へのダイレクトルートを知ったからです。

・雪歩きがしたくて安土の繖山へ をご参照ください。

・桑實寺から繖山へ この時は繖山頂上からから能登川までの縦走をしています。

・繖山頂上にある近江守護「佐々木六角氏」が戦国時代に居城としたのが観音寺城めぐりをすました。

・観音寺城跡を訪てふたたび繖山へ もご覧ください。