繖山(きぬがさやま)
繖山は一昨年、昨年と雪の時期歩いている。
一昨日降った雪が残っているだろうか、と思いつつ出かける。
自宅のある守山市の雪はすっかり消えている。
電車が近江八幡に近付くと平地にも雪が残っている。
(2011.1.18)




安土駅付近からの繖山
平地には雪が残っているが、
繖山南側は白いものが見えない



安土城公庫博物館とセミナリオ
この建物の背後から登る道があるが、今回は舗装路沿いに
歩いて参道中間にある駐車場を目指す。



日陰に入ると凍った路面となる。



ちょっと高台に来ると八幡市街が展望できる。



石寺へ越える道の途中に、観音正寺へ行ける
有料道路がある。冬季は通行止めになっている。
車の心配がないから安心して歩ける。ラッキー(^O^)



石寺からの観音正寺参道





寺の方が雪よけされて歩きやすい。
まっすぐ進んで本堂へ。


今日歩いたルートです。



本堂から境内を見る。



観音正寺の本堂



観音正寺本堂の左下から繖山頂上へ向かう。
雪が深い、歩いた足跡もない、ちょっと心配になる。




青竹が雪の重みで折れ曲がって
あちこちで登山道をふさいでいる。
かきわけかきわけ進む。



三角点への分岐道標
このまま進むと佐々木城跡を経て観音正寺へ戻れる。
今登ってきた方向には観音寺城跡、桑の実寺へも行ける。



繖山頂上で記念スナップ
いつも荷物になる三脚持っていない。誰もいないときは
岩や、木、道標にデジカメをくくりつけて・・・
一人歩きはこんな場合苦労します(^_^;)




繖山の山頂から能登川方面の眺め
尾根づたいに縦走すると、北向き観音、猪子山とつづき能登川の街へ下山できる。



このあたりは30cmくらいの積雪だ。
雪が深いので迷ったが、とにかく進むことに・・・



繖山の山頂






伊庭内湖とそこから琵琶湖へ流れる大同川

 40年ほど前に琵琶湖湖畔には、大小いくつもの内湖があったと聞いている。今から70年ほど前、米を作るために内湖を田んぼに作り変える事業が始まった。その結果、現在は「西の湖」と「伊庭内湖」の一部だけになってしまった。不思議にも西の湖は、殆どが残されています。




眼下につづく山並みは安土城跡のある安土山です。

その向こう、西の湖の後方は左から近江八幡市の市街、八幡山、長命寺山、津田山。
琵琶湖を挟んで一番奥の山並みは、比叡山から比良山系の山々です。
 そういえば安土城考古博物館の常設展示室で見た「織田信長の安土城跡の復元模型」では安土山を琵琶湖の内湖が取り囲んでいました。干拓工事がなかったら湖に張り出した素晴らしい水城の光景が見られたのに、残念だ。
 安土城は、現在では湖岸線から遠く離れているが、かつては滋賀県最大の内湖である大中之湖・小中之湖に浮かぶ水城であった。


繖山から下ってくると展望のよい稜線となります。「湖国一のパノラマ」とある。
地獄越えの峠への下り道から稜線を振り返る。




一面銀世界の五個荘町
遠方には鈴鹿山系が連なっている。



地獄越の峠、小さなお地蔵小屋があります。




今回は雪道で疲れたのでこの峠から
道標と地蔵さんの間を進み五個荘町の繖公園へ下山しました。



左の凹んだ所が地獄越えの峠です。
ここは石馬寺の集落です。
ここからは舗装路を能登川駅まで歩きました。



能登川駅から帰宅(守山駅へ)する車窓から撮った
繖山(北西面)です。






繖山は安土駅または能登川駅から登れる。
自宅のある守山駅からから近いため良く登っています。
雪のある時期の景色と比較してください。

「JR能登川駅から繖山へ」 2005・11・17

・雪の繖山 2009・01・13

・雪山を期待して繖山へ 2010・02・08