山歩をして高槻市のギャラリーへ

2022年3月24日(木)

 今日は高槻市のギャラリー(アートデアートビュー)で開催中の水彩画展を見に行く予定です。いつものように、スケッチ道具一式をザックに詰め込んで、山歩きもするという一石三鳥ねらいの欲張った計画です。山歩きは若山神社境内からの「太閤道コース」です。この道は18年前に一度歩いているので、マップも用意していない。下山は高槻市成合の磐手橋です。下山した後、バスで阪急高槻市駅へ。駅から近くのギャラリーに向かう予定です。今日のウオーキング出発点はJR山崎駅です。

 

 10:00 JR山崎駅を出発、ここは駅から近くの旧西国街道の「関大明神」です。ここから島本町(大阪府)に入って行きます。
 

 この旧西国街道から今日歩く太閤道登山口のある「若山神社」目指して出発です。この先にサントリー「山崎蒸留所」の建物が見えている。
 

 さっそく西国街道とお別れ、JRの踏切を渡ってサントリー山崎蒸留所へ寄り道です。
 

 このサントリー山崎蒸留所正門からのスケッチが目的です。見学はコロナ禍で中止でした。




まず、一枚目のスケッチは正門左手前のこの蒸留釜のモニュメントです。
このウイスキーの現役蒸留釜は、以前に会社のOBハイハイキングの時に見学&試飲をさせてもらいました。 ※この時のページです ⇒ ・天王山ハイキング(2004/05/24)


 


サントリー山崎蒸留所

  以前から、一度描いてみたいと思っていた建物です。でも、鉛筆でスケッチをはじめたら警備員さんが来て、”この建物はスケッチ禁止なんですよ”と言われる。なんでやねん、写真を撮っても注意されなかったのに・・・。しかたなく、仕上げは帰宅してから写真を参照しながら仕上げました。



 出発して、10分も歩かないうちに、網より道でした(^^;)。さあ、若山神社へ急ごう。・・・と思って水無瀬川に向って歩きだしたが、住宅街の中で、「水無瀬の滝」の道標が目につく。寄り道ついでだ、行ってみよう。
 

  住宅街の坂道を上って行くと名神高速の橋桁下に着く。ここに案内板があり、この先に「水無瀬の滝」と・・・




こちらは一番上の瀧です。
 

 名神高速の橋げたをくぐると、三段のこじんまりとした「水無瀬の滝」がありました。

 説明板に、「 天王山に源を発する高さ約20mの滝。この滝は水無瀬離宮を築き水無瀬野での遊猟を楽しまれた後鳥羽上皇も御幸されるなど、古来より広く知られ、水無瀬川とともに歌枕になっている。」とありました。
 さあ、本来の目的の若山神社へ、と思っていたら瀧の所を左へ登って行く道があり、「平板山」と書かれた小さな 案内板がある。またまた、行ってみたくなる。登って行くと素晴らしい展望が開けました。


 

東方向の展望
名神高速道路の向こう、右手の丘陵は石清水八幡宮のある男山です。
突き出ている建物群の向こうには淀川三川がありますが見えていません。
左手の山は天王山になります。


 

ことらは精なん方向の展望です。
名神高速の先は高槻市、大阪市へと続きます。
右手から高槻市へ下ってくる若山稜線にこれから歩く「太閤道」があります。



これ以上登って行く時間がないので、ここで眺望を楽しんだ後下る。
少し下って、名神傍の舗装路に着くと、「天王山断層露頭」の案内板がある。
 

「天王山断層露頭」の案内板
案内板の背後がその場所とのこと。
(※下の案内板にあった写真を参照ください。

天王山断層露頭

 断層が地表に表れたところは、昭和30年代に行われた名神高速道路の建設時に表れた。このあたりの地質は「天王山断層」を境に、古・中生代に堆積した砂が固まった新生代第三紀の砂や粘土層により構成される「大阪層群」に分かれる。「天王山断層」は、この古い丹波層群が新しい大阪層群の上に乗り上げた「逆断層」の形をしている。そして、断層に接する大阪層群の地層は、断層沿いにひきづり上げられたように変形している。
  

案内板にあった写真です。



寄り道ばかり、ここから下って水無瀬川沿いの道へ急ぐ。
 

 水無瀬川に架かる橋を渡って若山団地へ登って行く。振り返って、今いた平板山方向を写す。右手の建物は「島本二中」です。
 

 広い登り坂の舗装路で若山団地内へ。上がり切ったところで若山神社案内板に従って右折、すぐにこの若山神社神社への分岐道がある。
 

若山神社参道に入って行く。
ご年配の参拝者は右手の舗装路へ。。。。
 

私もエスケープ、石段横の山道を歩いて境内へ
 

参道を行くと鳥居が、ここから急な石段道だ。


 

12:00 ちょうど昼時、若山神社境内に着きました。
もう、18年も前のことですが、一度来ているのでよく覚えています。


 

若山神社の本殿にお参りをする。
 

境内にあった案内板


  

案内板の所、樹林が茂っていて、わずかにこんな展望がありました。
休憩を兼ねて、ここで昼食タイムとしました。


 

太閤道の案内板。所用時間は110分、約2時間だ。
 

ここが太閤道の入口です。
 

さあ、やっと登山開始です。樹林帯で薄暗い。
 

急なジグザグ道で、一気に高度が上っていく。
   
  登山口から急坂を約20分、登りきりるとこんな平らな所に着く。樹林の間から見えたのは登り切ったらゴルフ場だ。
 

ここは新大阪GC、こんな高い所にゴルフ場があるんだ。
 

しばらくはゴルフ場nおフェンス沿いに歩いていく。
 

 13:00 太閤道案内板にあった分岐点の「四辻」に着きました。直進は川久保:3.5km、太閤道は左へとり、金竜寺跡1.9kmへ向かう。
 

金竜寺跡への道はすぐにこんな舗装路になりました。




  

淀川三川合流眺望

四辻分岐から約10分、展望が開ける。
木津川、桂川、宇治川の三川が合流して淀川となる。その右手は男山、石清水八幡宮があります。


 

 展望箇所から少し行くと林道から金竜寺へ下って行く分岐がある。
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 ここも分岐、宇カットすると左へ行ってしまう。道標があって金竜寺跡は右へと曲がって行く。
 

13:30またまた展望所と鉄塔のある開けた場所に着く。以前に来た時はこんな展望広場、あったかなあ?
 

 展望所を過ぎると「右:岩神神社」の道標がある。行ってみたいが、地図を持っていないのでパスする。
   
 急な下り道になってきたなあ。
   
石塔や敷地跡のような石が点在している、ここが 金竜寺跡なんだろう。
 

フラットな広場に着く。ここに金竜寺跡なんだ。
   
14:00 金竜寺跡からのこの急坂参道跡を下って行くと沢のある場所に着く。
ここから沢に沿った道をどんどん進む。  
 

 突然開けたこんな場所に着く。18年も経過すると、こんなにも風景が様変わりするんだ。大きな道路が目前に表れる。
 

 14:20 しばらく右手が開けている山道を進と、やっとここ、太閤道の登山口(磐手橋)に着きました。すぐ先の広い道路へ出ると、そこに磐手橋のバス停がありました。


磐手橋バス停から阪急「高槻市駅」行きバスに乗って、約10分ほどで終点に着く。
そこからギャラリー「アートデアートビュー」は5分ほどで着きました。



素晴らしい「水彩画作品」を鑑賞できて、素晴らしいギャラリー訪問となりました。






今日歩いたルートです。



  <  参照&関連ページ  >

・若山・太閤コースハイキング (2004/06/05)
※今回と同じ「太閤道」を歩いたページです。

・JR山崎駅から水無瀬渓谷と史跡めぐり (2004/06/07)