宇佐山城跡から比叡山へ

2022年4月23日(土)

 今日もぶらっと何処かへ行こうと守山駅へ。ちょうど来た姫路行き快速に乗る。電車の中で、まず思いついたのは石山から久しぶりの音羽山に登ろうか、いや京都回りで八瀬大原からケーブルカーで比叡山に登ろうか、と考えているうちに膳所駅に着く。出発する時間が遅かったから、アプローチが近い”坂本からの比叡山”に決めて膳所駅で降りる。隣接する京阪石坂線の駅へ、ちょうど来た近江神宮行きに乗る。

 

 近江神宮前駅に着いた。この駅で次の坂本行きを待つのは嫌なので、ここから宇佐山に登ろう”と、またまた行先変更する。好きな電車を見ながら近江神宮へ。
 

近江神宮横の柳川と新緑
 駅から約5分ほどで近江神宮に突き当たる。そこを左へ、柳川に沿って登山口のある宇佐八幡宮を目指す。
 

”むしはちまん”の石柱があるこの道を直進。
 

駅からゆっくり歩いて約15分、宇佐八幡参道に着く。
 

宇佐八幡の大鳥居
急坂の参道を少し登ると、この大鳥居に着く。
 

 参道を進むと「御足形」の祠がある。健脚の霊験があるらしいのでお祈りする。鳥居の下に見える石です。
 

 直進は「神輿道」。私はこの門を入って登山道のある「表参道」へ。どちらの道も宇佐八幡への参道です。
 

 すぐに表参道に分かれ、ここから登山道に入って行く。「宇佐山城跡」・「宇佐山テラス」の道標がある。
 

山道に入ると蒸し暑く、すぐに私はバテバテ・・・
後から来たご同輩に先を越される。


 すぐに「宇佐八幡宮」が左手に見えてくる。何度かお詣りしているので今日はパス。
 

 だんだん急登になり、早くも大汗かいてダウン。ちょうど昼時なので小休止。おにぎりをほうばる。
 

 12:20 頂上の本丸跡石垣が見えてきた。登山道(大手道)から外れて石垣へ直接アプローチ


 

本丸跡の石垣が残っている。も何度か登って見ている光景だ。
頂上(本丸跡)には”電波塔施設”があるだけです。

※宇佐山城の詳細は下記の前回歩いた私の「山行報告」をクリックしてご参照ください。

・宇佐山城跡 (2019/03/05)


 

頂上(本丸)から下って三の丸(宇佐山テラス)へ
 

三の丸(宇佐山テラス)

   
三の丸址からは素晴らしい展望が・・なるほど”宇佐山テラス”か
(北方面の展望)




三の丸にあった宇佐山城の配置図
  登ってきたのは「登城道」ですが、下りは反対側の「搦手道」を下って、県道30号線に出る。古くから(山中越え)などと呼ばれている滋賀県の大津と京都市左京区を結ぶ道です。

 


宇佐山頂上

県道に出たところから、宇佐山頂上を振り返る。藤がきれいだったので写真を撮る。
※この絵はその写真から自宅で描きました。


 

行楽シーズンの土曜日とあって車は多い。
 

途中で見えた浜大津市街
 道路標識には「比叡山延暦寺1.5km」とあるが、そんなに近いわけがない。きっと比叡山ドライブウエイの有料道路入り口ゲートまでなんだろう。
 

比叡山ドライブウエイのゲート
13:10 に着く。宇佐山頂上から約35分歩いたことになる。13:31の比叡山頂上行きのバス便があった。この後はもうバス便はない。 ここから頂上まで6kmはとても歩けません。ラッキー!!
 

13:55 比叡山頂上(四明岳)前の大駐車場に着く。
 比叡山は滋賀県大津市に位置する「大比叡(848.3m)」京都市左京区に位置する「四明岳(しめいがたけ、838m)」の二峰から成る双耳峰の総称です。


  

四明岳の大駐車場から北方面の風景です。  
 山並の尾根には比叡山の縦走路があります。今日は曇り空で霞んでいますが、山の左手下は京都大原方面が望めます。右側は滋賀の琵琶湖側です。


 

大比叡目指して登って行く。
 

でも、横の道で大比叡の三角点はパスしました。
 

大比叡から延暦寺の阿弥陀堂へ下る。
  

ミヤマカタバミ 登山道で見つけた白い小さな花
 

阿弥陀堂と法華総持院東塔の裏側に着く


戒壇院石段横にピンク色の石楠花が咲いていました。


 

大講堂付近にも石楠花があちこち咲いていました。



 根本中堂はまだ改装工事中で大きい覆の中です。そこから折り返して坂本ケーブル乗り場(延暦寺駅)へ向かう。さあ、駅に着いた。軟弱?ケーブル下山はしたくないなあ。以前に”もたて山登山コース”でここに登り着いたことを思い出す。今日はこのコースを下山しよう。ケーブル駅の右手を回り込んでって行きます。道標などはありません。

   ※ 私の山行報告です ⇒ ・もたて山ウオークコースで比叡山 2008年05月21日 をご参照ください。
 

下山道からケーブル延暦寺駅を振り返る。
 

けっこう段差のある急な道を下って行く。
 

約7分、ケーブル「もたて駅」(鉄橋の右端)に着く。
 

もたて駅を過ぎると、こんな歩きやすい道になりました。
 

 初めての道標 ・ケーブル裳立山駅を経て延暦寺駅・東塔 ・紀貫之郷墳墓を経て無動寺谷 これを見て安心。
 

 展望台?と案内板がある平坦な小広場に着く。しかし、周囲は樹林に囲まれて展望はない。
 

広場を過ぎてすぐに分岐道がある。
 

鮮やかな深紅の三つ葉ツツジが咲いている。
 左手へ下って行く道は以前に歩いた「裳立山道」だろう。ちょっと荒れているので、今日は「道標」があるはっきりした道を直進する。ここの道標も「・紀貫之郷墳墓を経て無動寺谷」とある。
 

分岐から数分で「・紀貫之郷墳墓」に着きました。
 

途中で追いついてきた女性二人と合流。
   
  倒木もあちこちに・・・けっこう急な道だ。「・紀貫之郷墳墓」より下ること約20分、無動寺谷コースに合流(写真右上)する。無動寺谷道で比叡山には何度も登り下りしているので、石柱のあるこの分岐はよく覚えています。
※私の歩いた無動寺谷山行報告です。⇒ ・無動寺坂から比叡山に登る (2015年12月08日)


 

下山途中での展望スポット
(大津市坂本の町が眼下に見えます。)


   
 この道にはこんな祠がいくつかあります。ここには大きな石柱があり、「紀貫之郷墳墓 これより西北に九町」と刻まれています。

同行の女性お二人は車なので、日吉大社前の駐車場でわかれる。お疲れさま・・・・
私は今日の締めくくり、楽しみにしていた蕎麦の有名店「鶴喜そば」へ直行したが・・・
 

 16:30 楽しみにして着いたが、夕方まで閉店とある。残念。好きな建物ですが、スケッチする元気が残っていない。
 

京阪坂本駅
16:35 駅に到着しました。
けっこう歩いた一日がここでやっと終わりました。