千日回峰の
・無動寺坂から比叡山に登る
2015・12・8

 12月というのに素晴らしい青空が広がっている。冬場の晴れ間は貴重だ。朝起きてからお天気を見て、どこの山に登ろうかと考えているから遠くへは行けない。何度も登っているがアプローチも便利な比叡山にしよう.
ルートは、今年の10月話題になった”千日回峰行、釜堀師が「堂入り」達成 戦後13人目”というニュースを思い出し、千日回峰行の道、無動寺谷を登ることにしました。


 

10:30 無動寺道 頬焼地蔵(坂本1丁目)
 京阪電車石坂線終点、坂本駅の一つ手前の松ノ馬場駅で下車。道なりに坂道を登って行く。

 

登るにつけびわ湖が広がってくる。
 対岸の左端は「低山歩き」のホームタウン、近江富士(三上山)です。この山は滋賀県中、どこからでもよく見え、すぐに見分けがつきます。
 

比叡山・延暦寺・大原登山口
 松ノ馬場駅から約15分で県道に出る。県道をし左へ、少し下って行くと道標がある。無動寺道はここから右へ入って行く。道標に無動寺へは 2kmとある。


 県道の分岐から約20分で林道終点につく。ここから山道に入って行く。
  

石仏もあり、いかにも回峰行の道という感じでしょう。
 

11:40 紀貫之墓への二度目の分岐
無動寺道は直進です。
道標には松ノ馬場駅から約3kmとある。
延暦寺の根本中堂まで、ここからまだ3kmある。
無動寺へは1.4km。

 
分岐道標の傍の展望
膳所の大津プリンスホテルと近江大橋が望める。



 

12:00無動寺境内のケモノ柵に着く。
見えている門は玉照院です。
 

急勾配の無動寺坂、すぐに明王堂だ。

 比叡山の峰々を1千日かけて4万キロ巡る修行「千日回峰行」、その最難関が「堂入り」だという。ここ無動寺谷の「明王堂」に9日間こもり、断食、断水、不眠、不臥(ふが)のまま、不動真言を10万回唱える。今回の釜堀師の千日回峰行達成は8年ぶり、戦後13人目だと報じられていました。
 

明王堂
無動寺坂から急な石段を登ると明王堂がある。
 

明王堂の前から望む琵琶湖と大津市街です。


 12:30 無動寺から一部が見えていたケーブル延暦寺駅(頂上駅)にやっとたどり着く。 
 無動寺道歩きは下記ページも参照ください。

・松の馬場から比叡山(根本中堂)へ(2004・1・20)

・比叡山、無動寺谷ハイキング(2013・3・6)




  

ケーブルの延暦寺駅横の休憩広場からのからの素晴らしい展望
びわ湖大橋の向こうに伊吹山が望める。




根本中堂
 ケーブル駅から10分ほどで延暦寺(東塔)に着く。いつものように登山者ですと言って入山料金は免除してもらう。ただし、根本中堂など、お堂内の拝観はしないという条件付きです。


延暦寺境内からの比叡山頂上
 ちなみに、根本中堂、大講堂などがある比叡山延暦寺の中心地区を「東塔」といいます。延暦寺はこの東塔と西塔、横川からなっています。


 今日はこの先回峰行の尾根道を歩いて横川中堂から堅田方面へ下ろうと思い、比叡山頂上はパス、西塔を目指しました。

  比叡山頂上の様子は下記ページからご覧ください。

・初登りは比叡山(2012・1・3)

・比叡山”2009年登り納め(2009・12・18)

・東山トレイルから比叡山越え(2004/11/23)



東海自然歩道で延暦寺西塔へ
右に見えているのは「比叡山ドライブウエイ」です。この道を直進するとガーデンミュージアム比叡(四明岳)から京都八瀬へ下る「叡山ケーブル駅」へ行ます。西塔へは前方に見えているドライブウエイに架かる橋を渡ります。


伝教大師御廟
 橋を渡ると山王院の小さながお堂がある。そこを左へ、そこから急な階段道を下っていく。正面に見えているのは伝教大師御廟です。13:30 西塔地区到着です。



釈迦堂
 道なりに進み西塔の中心地区へ、にない堂と常行堂の間を通り抜けると石段下に釈迦堂が見えてくる。


元三大師道を行く。
 釈迦堂を抜けると東海自然歩道の道標がある。その横に「元三大師道」の石柱がある。その道で横川に向かう。


横川へ向かう道には「京都一周トレイル」の道標もある。
道は比叡山ドライブウエイと並行して進む。




14:16 玉体杉に着く
 釈迦堂から約40分歩いてやっと着く。先着の男性が食事中、私も絶景を眺めながら”おにぎり”をほうばる。根本中堂傍の鶴喜そば店で暖かい蕎麦を食べたので、おにぎりが残っていました。



  

この日は眼下の京都市街から遠く大阪市街の高層ビル群までが望めました。
左端は阿倍野のハルカスだ。双眼鏡で確認、その形からよく分かりました。
この玉体杉は何度か来ているが、こんな景色を見たのは初めてです。

※千日回峰行の行者はこの「玉体杉」で止まって、御所に向かい、
玉体加持(天皇のご安泰をお祈りする)をするとろだそうです。




横川中堂への分岐
 玉体杉から少し行くと分岐がある。直進して登って行くと横高山を越えて仰木峠へ行ける。私はここで仰木峠へ向かうという男性と別れて右へ、横川中堂目指して東海自然歩道(元三道)を下っていく。


横川中堂
 横川中堂の脇を通り抜けて、下山道(元三大師道)にある定光院を目指す。




元三大指導を過ぎ、定光院への急な下り道を行く。


15:13 定光院横の広い道を下っていく。


びわ湖展望台からの展望
 定光院から10分ほどで奥比叡ドライブウエイにあるびわ湖展望台に着く。左に目をやると、10月に歩いたばかりの「チャレンジ比良コース」の権現岳から打見山も間近に雄大に望める。


15:54 上仰木の集落が見えてきました。
 何回か歩いている元三大師道ですが、はっきりしていない道なので、いつも迷ってしまい同じところを通れていません。

 

今日歩いたルート図です。
 
16:40 夕闇迫るころ、無事雄琴駅に到着しました。



※ 横川中堂から定光院経由で上仰木へ下山しましたが、
今回も含め、ルートファインディングに苦労しました。

過去の山行報告をご参照くだださい。

・日吉大社の神体山・八王子山から比叡山系の三石岳へ(2003・3・23)

・八王子山、三石岳から横川へ (2013・4・12)