岩間山から東海自然歩道で宇治へ
岩間寺は西国三十三観音霊場 十二番札所(大津市石山千町)です。
2016・2・17

 先週、千頭岳へ登った時、岩間山への分岐で石山寺へ下山してしまったので少し気になっていました。この日の朝、なんとなく岩間寺のHPみたら、今日17日はご縁日でJR石山寺から岩間寺までシャトルバス(無料)が運行されるとある。縁日以外はバスで”中千町”で下車して4kmの道のりを歩くことになる。これなら遅く出発しても岩間寺へお参りしてから、東笠取を経て上醍醐(西国三十三観音霊場 十一番札所)まで歩ける、ラッキーだ。以前に歩いた醍醐寺へのことを思いだして、急遽出かけました。




 石山駅10:05発のシャトルバスに乗り、約で30分ほどで岩間寺の駐車場に到着しました。
 

 岩間寺境内に入るとほら貝の音が聞こえてくる。もうすぐ法要(11時から)がはじまる・・・。


本堂にお坊さんが入って行く・・・
法要のスケッチ許可を得て描いたのが下図です。


 こちらは本堂右横の不動堂です。本堂の法要の後、こちらで内護摩が焚かれることになっている。



御縁日の法要

心地よい読経の声を聞きながら気持ちよくスケッチさせてもらえました。




 こちらは岩間山の頂上です。岩間寺の駐車場から林道を歩いて約10分ほどで到着します。ここはDOCOMOの無線中継塔があり、遠方からでも岩間山がすぐにわかります。


 岩間寺境内から宇治田原方面(南側)の眺めです。見えている山並は鷲峰山(じゅぶせん)です。
・鷲峰山登山と金胎寺(2015・3・28)を参照ください。


 11:30 先週痛めた左膝がトラブルを起こさないように、お坊さん(写真右)のお加持を受ける。すごい迫力のある声で気合を入れてもらいました。これで準備万端、さあ、いよいよ上醍醐を目指して出発です。    
 

岩間寺から東海自然歩道で東笠取へ・・・
距離は約6kmです。
 
グリーンのラインは前回歩いた道です。
西笠取までは東海自然歩道になっています。
 

少し行くと東笠取へ下る分岐があります。
直進すると奥宮神社に行けます。
 

東笠取へはこんな林道を一気に下っていきます。
大きな落ち葉が重なっていて滑りやすい・・・


分岐から樹林帯を抜け、約25分ほどで舗装路が見えてくる。


下った後間また山越道に・・・




岩間山山頂の無線中継塔
いま一気に下ってきた岩間山を振り返って描く。




西笠取へまたまた山越です。
以前に歩いたが、こんな道だったのかな・・・


峠分岐の手前にある清滝宮
この神社は立ち寄らなかったけど記憶にありました。


東笠取峠の分岐、ここも覚がある。
東海自然ほどに従って右へ。

 

 一気に下って行くと西笠取の町が見えてくる。ここから上醍醐への道は思い出せないが、見えているのは地図にある学校だろう。


13:12 宇治市総合野外活動センター「アクトパル宇治」
 目的地は上醍醐だが、東海自然道に誘われて道なりに進んでしまう。アクトパルを過ぎると東海自然道の案内板があり、上醍醐への道を間違っていることに気づく。だが、その横の道標に”炭山を経て醍醐、日野へ”とあったのでそのまま進むことにする。



道標のところで右折して山道に入って行く。
ここからははじめての道になるが、ここから先の地図はもっていない。東海自然歩道の道標が頼りだ。舗装路で迷うことはないと思うが、どんどん町から離れて山深くなっていく。歩き進むと、バンバンと鉄砲の発射音がつづいて聞こえてきました。近づくと「京都笠取国際射撃場」がありました。鉄砲玉が飛んでこないかと気になる。


13:44 模型飛行機クラブの飛行場につく。
 射撃場からさらに進むと今度は空中からエンジン音が聞こえてきました。すぐに平坦な広場ある。近づいてみるとエンジン付きの模型飛行機を飛ばすところでした。ここでこの先へ行くと醍醐山へも行けるかと聞くと、行けるよとの返事だったので先へ進む。
 

14:02 岩間山の遠望
 途中にあった案内板に炭山までの地図と「炭山の里」の案内、炭山の歴史は古く、文化も豊かその地名通り薪炭の生産地として開発されたのは平安時代にさかのぼり、早くから醍醐寺の所領となる。昭和の後半になって京焼の陶芸家が相次いで炭山に陶窯を移し、工芸家の集落が誕生しました。と書かれていた。
 
 

14:30 炭山の里が近づいたようだ。
 西笠取から山道に入って1時間20分のなが~い舗装路歩きで、やっと炭山の里に着きました。
 

  車道に出たところに東海自然歩道の案内板があり、醍醐への道しるべもあったが、宇治への道を行くことに決め、炭山の里散策はパスして、志津川沿いの道を急ぐ。


15:27 志津川の町が見えてきた。



道なりに進むと変速の4差路に出会う。
宇治の仏徳山への道をとって志津川の町へ下っていく。


志津川の町を横手に見て車道をすすむ。



仏徳山への道を見つけられずに・・・
このすぐ先は宇治川だった。


15:55 宇治川に遭遇 天ヶ瀬ダムだ!


宇治川の右岸沿いを歩いていく


見覚えのある興聖寺の石柱だ
 以前に宇治を訪れた時、仏徳山から下山して興聖寺境内を経由、その参道「琴坂」から宇治川に出た所だ。・西国三十三霊場「三室戸寺と宇治」(2002・7・12)ページをご参照ください。


16:20 こちらは宇治神社です
 岩間寺から休憩なしで歩いて約5時間、足が痛い。前の宇治川のベンチに腰掛け休憩しながら遅い昼食をとる。



やっと宇治橋に着く、交差点を渡ればすぐ京阪宇治駅だ。


16:45 モダンな宇治駅にかわっている
歩き通しの長い道のりのハイキングもやっと終わりました。



※ 以前に歩いたときの関連ページです。
ご参照ください。

・西国三十三霊場訪ねて岩間山から上醍醐へ(2002・7・11)

・岩間山早朝散歩(2004・7・21)

・ろくじぞうから炭山経由で宇治へ(2006・4・18)

・岩間寺(2015・8・22)