思いつきの賤ヶ岳登山
2022年5月22日(日)

 いつものようにスケッチブックと水彩用具をザックに入れてJRの近江塩津行き新快速に乗る。行先は乗ってから、野洲の希望ヶ丘、近江八幡の円山あたりか、思案しているうちに米原に着く。ここから北陸線に入る。長浜、ついこの前には河毛駅から虎御前山、ここまで来たので木ノ本から賤ヶ岳へ登ろうと目的地がやっと決まる。賤ヶ岳は積雪期に雪山を楽しんできた低山です。木ノ本駅からのアプローチは今回が初めてです。

 

JR木ノ本駅の二階窓から見える賤ヶ岳(標高421m)
※中央やや左、樹木のないところが頂上です。
 賤ヶ岳は”羽柴秀吉と柴田勝家”が織田信長の跡目をめぐって覇権を争った古戦場戦場跡です。


 

駅の案内コーナーで賤ヶ岳へのルートマップをゲット
10:40 賤ヶ岳登山口までは約3km、徒歩で行こう。
 

11:10 登山口の駐車場に到着。
現在地を示すMAP
 

登山口のある大音の集落が近づいてきた。
手前の森後方が賤が岳頂上です。
 

この先を右へ、登山口、リフト乗り場へ向かう。
 

今日はリフトで軟弱登山です(^^;)。
下山は、ここへは戻らないので片道 500円です。
 

約6分でリフト頂上に着く。
 
 (写真左上) リフト頂上から左へは「山本山までの縦走路」入り口です。
(写真右上) リフト頂上駅から右へ、賤ヶ岳頂上への登山道です。ガイドには約10分とある。

 ※ここから「山本山」までの縦走は下記ページをご覧ください。


 ・飯浦から賤ヶ岳を経て西の水道・湖北町水鳥ステーションへ (2006年5月28日)

 ・湖北の賤ヶ岳から山本山縦走 (2016/02/02)
   
 (右上の写真) 頂上への途中にある賤ヶ岳合戦の戦死者の霊地と石碑。あちこちに点在していたものを、ここに集められたそうです。


 

賤ヶ岳頂上と奥琵琶湖の展望(南側 )
見えているのは葛籠尾崎(つづらおざき)と竹生島です。


   
 頂上展望台とその先の風景(東南方向)
 正面に浅井長政の居城跡のある小谷山が見えている。その後方にはあ伊吹山があるが、今日は霞んでいて見えない。今日の出発点、木ノ本駅は手前左端方向です。 


  

余呉湖展望
こちらは北側の風景です。


 

余呉湖
余呉駅は正面の平地部にあります。
下山は余呉駅目指して、右側の多い岩山のある尾根道を歩く予定です。


 

頂上の城跡図
(現地の案内板)
※クリックすると拡大します。
 

こちらは頂上にあった賤ヶ岳「七本槍」の銅像
 賤ヶ岳「七本槍」とは、賤ヶ岳の合戦で、秀吉配下で活躍した七人の若き武将たちです。福島正則・加藤清正・片桐且元・脇坂安治・加藤嘉明・平野長泰・糟屋武則の七人です。彼らは「賤ヶ岳の七本槍」として、世に知られるようになり、秀吉のもとで活躍し、大名へと昇進しました。


まだ、12時前なので、展望を楽しんだ後下山する。
 

頂上の城跡図④
虎口「城の入り口」から下山開始。
 

急坂道を下るとしばらくは台地状の広い道がつづく
登山口の「江土」までは薬4kmだ。
   
鬱蒼とした 樹林帯の道から新緑の道へ。また樹林帯道へと繰り返す。


  

頂上から約40分木ノ本への分岐点を通過する。
賤ヶ岳山頂 1.9km 余呉駅 2。1kmの標識がある。

   
 やっと日射しのある尾根道になる。木ノ本への分岐からすぐにあった賤ヶ岳古戦場の「猿が馬場」に着く。説明板には”秀吉が最初ここで敗退したとある。戦線が余呉湖西岸に移ったたため陣を賤ヶ岳山頂に移した。”とある。
   
  途中に”首洗いの池”分岐があったが、立ち寄らず。
12:30 中川清秀(豊臣方の武将)の墓(写真右上の台地)に立ち寄る。
   
中川清秀の墓から約10分、岩崎山砦跡(高山右近の陣城)への分岐に着く。ちょっと立ち寄ってみよう。

 

砦案内図の中央が本丸跡?
 

「岩崎山」の名札が枝にぶら下がっているだけ
    柴田勝家方の佐久間盛政が岩崎山、大岩山を奇襲落城させた未完成の陣城のようだ。
 

岩崎山の三角点があった。
この先は右の写真のごとく、雑木が茂っていた。
 

 この先は踏み跡が不明なので先端までは行かず引き返しました。

岩崎山砦跡からすぐ、江土登山口への下り道でした。
   
小さな神社?と鐘楼に下り着く。余呉の集落が見えている。



 

鐘楼横から見れ宇余呉湖


 

賤ヶ岳と余呉湖
  下山後、昼食をとろうと湖岸にある「余呉湖観光館」へ行ったが日曜とあってひとが多い。湖岸でおにぎりの昼食タイムとなりました。



14:00前、ゆっくり休憩した後、余呉駅へ向かったが、帰るにはちょっと早いので、木ノ本駅まで歩いてみることにしました。
   
田植えの終わった水田が広がる。賤ヶ岳山麓を右手に静かな道を木ノ本へ向けて歩く。  
   
 14:15 近江塩津への北陸線を走る金沢方面行の特急列車。(右の写真)乗ろうと思っていた余呉駅14:10の姫路行きが追い抜いて行く。次の新快速は新快速は一時間後なのでゆっくり間に合うだろう。



  

余呉湖を後にして約30分、賤ヶ岳山頂が見えてくる。


 

14:40 木之本宿がある北国街道に入る。




木之本地蔵院が見える北国街道木之本宿の街並み



  

木之本地蔵院に参拝

     左のマップに示した岐路ラインは今日私が歩いたルートです。スマホを見ると約2万歩でした。

 15:00 ゴールの木ノ本駅に無事到着です。 とても暑くて大汗をかいたウオーキングでした。

 木之本地蔵院前の売店で買った冷たいソフトクリームがとても美味しかったです。 

 

 電車待ち、駅構内の売店で買った、名物”鮒ずし”と”冷えたカンビール”が美味しかった。

 
15:15 姫路行きの新快速
守山までは約1時間です。


****** ご参照ください。 ******

今日、賤ヶ岳山頂から下山したコースは以前に積雪期に登っています。

・雪の賤ヶ岳登山 (2010/01/10)

・カンジキつけて賤ヶ岳登山 (2012/02/12)


最近は高齢化で気力、体力ダウンで、下記のこのコースです。

・賤ヶ岳雪山歩き (2017/01/26 )