雪の繖山ハイク
(きぬがさやま 標高433m)
2012・2・19(日)
 いつものように早朝目を覚ますと窓外は昨日積った雪がまだ残っている。雪山ハイクがしたくなり、何処へ行こうかと思案しながら、何度も登っている近場の繖山をを思いつく。しかし、日曜日の朝はNHKの「日曜美術館」を見るのが習慣になっていて、この日の番組”独自の写実表現で注目される諏訪敦さん”の6か月にわたる肖像画製作過程に見入ってしまう。 そんなことで自宅を出たのはもう午前10時を過ぎていました。守山10時39分発の電車に乗り、11時に安土駅着。



JR安土駅の左後方に繖山が見えている。



安土駅前の織田信長の像が迎えてくれる。






正面が繖山です。安土駅から10分ほど歩いたら白い世界が広がっている






この神社は初めてだ。
住宅街の道から五個荘町へ向かう舗装路を歩いたつもりがちょっと道を間違う。何度も歩いて慣れているはずなのに・・・


なんとかリカバリーできて今日歩く予定の舗装路に・・
タイヤの跡を歩くのは楽だが、凍っていて滑りやすい。ストックを使おう。ちょっと寄り道したのでここまで50分もかかってしまった。


近江八幡市外と八幡山


西の湖と津田山
山の鞍部で低い峠に行く手前だは展望がある。
峠の分岐を直進すると五個荘へ下っていく。ここで左折して観音正寺への舗装路に入る。
積雪期は遮断機が下りていて車は進入できないが、歩行者はなんとかゲート脇を通り抜けられる。
今日は正規の登山道より距離は長いが雪道でも歩きやすいこの道を選択しました。
でも歩きやすいように途中でアイゼンをつける。



誰かが下ってきた足跡が・・・
その歩幅にあわせて登っていく。



13:02 舗装路終点の観音正寺の石碑
ここから石段の参道に合流する。
駅からちょうど2時間です。


”お寺の道はこれでよいの?下から声が・・・見れば小さな女の子、そうだよと答えると、早足で追いついてきて、追い越されてしまった。


13:18 観音正寺の境内着
真っ青な青空と真っ白な境内コントラストが強い。





観音正寺境内からの三上山(近江富士)
中央にうっすらとした三角形の形が見えている。その形からすぐに三上山だとわかります。



雪をかぶった境内の仏様
この後ろ側に繖山頂上への道があります。
とりあえず正面億の本堂へお参りして
軒先で昼食を済ませてカンジキに履き替える。
13:50 頂上へ向けて出発する。


境内の大杉と本堂



頂上への道はすぐにあり、急な道を右上へ。雪の重みで倒れた竹を掻き分け登っていきます。
この分岐を直進すると観音寺城跡があります。



城跡の石垣が残っている。



登りきって少しいくと繖山三角点への分岐道標がある。



道標のそばの杉の幹に頂上経由して下っていく
尾根道(湖国の大パノラマと名づけられている)のカンバン
が貼り付けてある。樹林の中で積雪も深そうだ。



繖山頂上
頂上に着くとお二人の方が写真撮影を・・
記念スナップをお願いしました。



頂上からの下山道は過去の山火事で木々が繁っていない。展望抜群と上手くPRしているでしょう。
名づけられた名前が「湖国の大パノラマ」と言うわけです。



一面の白い雪原に青い西の湖が映えて、なかなかの絶景でした。
後方は左から八幡山から湖岸に連なる長命寺山、津田山が望める。
これらはよく歩いているおなじみの低山です。





眼下に五個荘町、遠景に鈴鹿の山々が見える。



下山道で一人歩きの男性二名に会いました。





14:30 下山道から繖山の頂上を振り返る。
湖国の大パノラマとPRされている見晴らしの良い尾根道を下って地獄越道の峠目指して下ってきたところです。





五個荘町の町並みが近づいてくる。
今日は時間がないから地獄越え道を五個荘町へ
下って能登川駅へバスで帰ろう。



15:00 地獄越え道の峠
ここは縦走道と下山道の分岐です。
ここから右下へ。五個荘町へ下る。



繖山遠望
中央が頂上、右端のくぼんだ所が地獄越え道です。
15:30



石馬寺バス停近くから見える白い伊吹山
15:43のバスで能登川駅へ向かう。




繖山はよく登っています。参考までに今までのレポートをリンクしました。

・雪山を期待して繖山(きぬがさやま)へ 210・2・8

・雪の繖山 2009・1・13

・低山歩きで五個荘雛人形めぐり 2008・2・22
 
繖山から観音正寺 2005・2・25
   副住職のご好意で千手観音さまを描かせていただきました。

・JR能登川駅から繖山へ 2005・11・17